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能力主義の時代だといわれながらも年功序列制度
がいまだにいたるところで見られます。
人間の脳細胞は20歳をピークとしてだんだん下がっていくといわれているし、単なる知識力であれば、受験生のほうが優れているかもしれません(センター試験を受ければ大人は負けるでしょう)。
確かに年齢を増すにつれて養育費などが多めにかかるかもしれませんが、そんな理由から年功序列制度が維持されているのでしょうか?
年上の面子と身分を保つためにこの制度はあるとさえ思ってしまいます。
年功序列制度についていろいろご意見下さい。

A 回答 (12件中1~10件)

どちらも良い面と悪い面がありますが、ostarkさんは年功序列の悪い点と能力主義の良い点はご存知のようなので、あえて反対の見方をしてみると・・・



経営の視点から見ると、終身雇用の良い点は:
業績にとらわれず、新製品や新分野の長期的な研究が行える。最近ではノーベル賞受賞で話題になった島津製作所が好例でしょう。
大型プロジェクトなどは、努力が2年後に実を結ぶなんて事も良くあります。自動車の新車開発には通常2年近くかかりますし、製薬会社の新薬開発に至っては平均10年です。
また、会社に対するロイヤリティが高まり、チームとしてのコラボレーションが活発化し、業績が悪いときも会社全体が良くなる方法を考えようとします。

一方、能力主義の悪い点は:
誰しも良い成績を保てるとは限らず、良いときと悪いときの波があります。悪くなったときに大幅な減給やクビになるとしたら、常に転職を考えて用意しておくでしょう。これでは落ち着いて長期的な仕事に取り組めません。
また、短期的な成績が重視されるため、無理な販売や架空売上によって見かけ上の成績を良くし、報酬をもらってから辞めるとか、社内の人間を競争相手と考え自分さえ良ければいいと思うなど、モラル低下が起きる可能性もあります。
さらに、管理系の部署は成果による評価が難しいという問題もあります。
社長でさえも単年度の業績で評価されるとなれば、粉飾決算が問題になったエンロンのようなケースが増えることも心配ですよね。

経営側からすると、会社の業績が悪ければ従業員の給料を減らし、良いときにはたくさん払う能力主義制度は大歓迎のしくみです。
しかしここ数年、完全成果主義を取り入れたはいいものの、これを見直す企業が増えていることにも、この制度の問題点や難しさが現されているでしょう。
なぜか、日本がアメリカをモデルに終身雇用の弊害が論議されていた時に、アメリカでは日本の終身雇用を見習おうとしていましたね。

私の考えでは、能力主義と年功序列のちょうど良いバランスを保つことが必要だと思います。業種や職種でバランスポイントは異なるでしょうけども・・・。
キャノンは、「終身雇用を堅持する」と宣言しています。
結局は、社員の利益さえも守れないような企業では、株主はおろか、顧客の利益も守れないのではないでしょうか。
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どうも。

30代の父親です。
ostarkさんの質問を見て、「う~~ん・・云ってる事が判らないでもないが、どうも偏ってる・・?」と、思いました。

で、私の意見を述べさせていただきます。

年功制であれ実力主義であれ会社、組織として存続しなければいけないのでリーダーとゆうか率いていく人物が必要不可欠です。その率いる人物となっていくには人柄・人望、老獪・狡猾さを多少は持っていかないとやっていけないのです。その人柄・人望や老獪・狡猾さは知識だけでは簡単には身につかず、個人それぞれの性格や年齢とともに多くの経験から習得していく要素が大きいモノなワケですね。

年功序列制の本来の形は年を重ねると共に人柄等も磨いていくとゆう面があったハズだったのに少しずつズレていったのではないかと私は思います。

ま、いくら実力主義といっても自分はリーダーになんかなりたくない、ずっと下っ端でイイなんていってたら会社から「アンタは要らないよ。」と言われてもおかしくないでしょ?
御参考になったなら幸いです。

この回答への補足

皆様ありがとうございました。
いろいろなご意見を聞かせていただき参考になりました。
最近のニュースでは中年のおじさんの転職とかは厳しいときいてます。
もし仮に、中年の人たちの経験が高く評価されるのであれば、中高年の失業が社会問題となっている現状には違和感を覚えます。
もちろん年功序列制度にもいい点はたくさんあるとは思います。

補足日時:2003/11/23 15:56
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 コレは企業によりけりですね。




 実力主義が会社に貢献するところもあれば、年功序列でバランスが取れる
企業もありますし、いろいろです。(いろいろで割り切るのは良くないが…。)


 私の少ない社会経験で、悟った?のですが…。

 「今と言う世の中」は何百年という日本の歴史で年功序列が生きて
いたから成り立っています。
 最近、実力主義などで今までと180度違った考え方も入っていますが、
もしこれから、完全な実力主義の世の中に取って代わったのなら
その後の社会、経済、考え方、モラルなどが、あらゆる面で変化し
メリットだけでは済まないような気がします。

 質問に書いておられるように、(「年齢を増すにつれて養育費などが
多めにかかるかも…」)もし、そうなったら「出来ない人の」子は
どうなるんでしょうね?実力主義だと、出来ない人が多くなりそうですね。

 (世の中の悲しい事件が最近起こるのは、このバランスがうまくとれて
  いないからだと私は考えています。)

 年功序列がクソ、実力主義がイイ、とは今の日本ではいえないような
気がします。


 杞憂なご意見になりましたが、読んでいただきましてありがとうございます。
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年功序列にも一長一短があるように思います。

企業が高度成長時代のように右肩上がりの成長を続けていた時代には、在籍年数に比例して給与が上がっていくということはある意味公平で、不満の出にくい仕組みだったと思います。また、判断や処理という面では経験年数がものをいう場面も多々ありますし、企業文化の理解・継承度は在社年数に比例しますから、年功序列にも意味は感じます。
ただ、企業が安定成長を続けられなくなるに連れ、企業にとって必要な人材とそうでない人材の選別がリストラという形で始まり、残ったスタッフの中でも能力評価に基づく給与体系が取られてくるようになってきています。能力評価は、営業スタッフのように数値で容易に評価ができる場合には都合が良い反面、スタッフ職のように業績評価がしづらい場合に、評価をする人間の能力が問われ、難しい部分も抱えています。
私の会社では、基本給は原則年功序列、目標達成度により昇給、賞与は取ってきた利益の比率に併せて山分け方式という完全能力給方式にしています。こうすると管理職と一般社員の給与が年収ベースで逆転するケースも出てきてなかなか刺激的ですが、貢献度の高い人間ほどたくさんボーナスを貰える仕組みになっているので、不満は出にくいです。欠点はスタッフ職の賞与がやはり不透明になりがちなことでしょうか。一応各営業の利益に貢献した比率を積算していってシェアする形なのですが、営業によりその匙加減が違いますし曖昧な部分もあるので、納得を得にくいというのがあります。なかなか全員が納得のいく給与体系というのは難しいですが、少なくとも貢献した人が報われるようなスタイルになっていないと優秀な人間の流出を余儀なくされるので、能力評価に軸足を置きたくなるのは仕方のないことかもしれませんね。
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単なる知識力であれば、受験生のほうが優れているかもしれません(センター試験を受ければ大人は負けるでしょう)。



何か勉強が出来れば良いって言う感じに聞こえますが・・
そんな風にしか考える事が出来ない学力優秀な人が、人の上に立ったらと思うとちょっとね・・・・・・
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かなり古い話になりますが、


バブル以前の日本経済が世界を席巻していた時代、
日本に学び追い越せがキーワードだった当事、
アメリカの方でも「年功序列」というシステムも高い評価を受けていました。

年功序列と比較した場合の能力主義のデメリットもいくつも挙げられます。
目先の利益を重視しなければならないため長期的視点にたてないとか
※余談ですが環境問題にアメリカが本腰になれないやはりこの点が大きいのかなと。
組織・集団への帰属意識が希薄になりがちとか
※例えばメジャーリーグなんか見ていれば分るでしょうが、チームと選手の関係が日本のそれとは全くことなりますよね。

日本が戦後からあれだけの経済的発展を遂げられた大きな要因は会社の為に死ねる人材を多数輩出したことでしょう。それには年功序列システムが大きく関係していた訳で。
※まぁ本当に死んじゃうのは逆にアレなんですが
そんなこんなで、年功序列もそれなりに利点があると言われていた訳です。

だからと言ってアメリカがダメダメかと言うとそうでもなく、弱者には厳しい社会ですが、能力主義はコストをギリギリまで減らせられますし、また帰属意識の問題にしても宗教があったり業界単位での横の繋がりが強かったりで補ったり(例えば組合とか。日本は企業単位ですが、アメリカのは業界単位)してる訳で。
単純に能力主義万歳とアメリカの真似をするなら、社会構造から真似しないと、いびつな問題が発生するだけでしょう。

という訳で単純に回答を書いておきますと
年功序列が維持されてきたのはメリットがあったから。
唯一成功した社会主義国としてw
今までのアプローチはこれはこれで間違ってなかったと思いますよ。そしてそれらのメリットは今でもあるし、これからもあるでしょう。まバランスの問題かなということで。
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能力=知識 でしょうか?



年功序列制度が必ずしも「悪」とは思われません。
 この制度が長年実施され、それに「ぶら下がっている」人が多くなり問題が派生したと考えます。

仕事は「知識」では出来ません。
 あらゆる場面に対応するには「智恵」が必要です。

「智恵」は経験から培われるものではないでしょうか。

「知識」だけで「名工」にはなりえないのでは・・・

あらゆる仕事の場での「名工」はそれなりの経験が必要と思いますが。
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若者からしたら能力給の方がうれしいでしょうね。


私自身もそう思います。
ただ、全てそうした場合、高齢の方の職場がまったくに近い確立でなくなってしまいますよね。
言われるとおり、体力的にも脳力的にも若者の方が道考えても勝っていると思います。
(もちろんですが、"経験によって生み出される能力"はこの際省かせていただきます)
そういう若者"だけ"を雇用した場合、定年は今の年齢よりぐっと下がってしまうのではないでしょうか?
イコール、年金生活者が増える=国民負担が増える=もっと子供が増えなくなる=国として成り立たなくなる…
ちょっと極論かもしれませんが、悪循環になっていくだけのような気がしますよ。
また、高度成長期に身を粉にして働いたのだから、年取ったときは面倒を見てくれよ、というのもあるのかもしれませんね。
このことから、今後は年功序列制度はもっと減っていくかと。

生涯学習・高齢者の成長が必要な時代になってきたということですね。
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能力を評価するものさしを持っていなかった時代,長く勤めている人が,相対的に仕事ができるようだ。

年齢で給料を決めちゃえば,文句はでないだろ!みんな,入社後,1歳づつ年齢を重ねるわけだから。

他方,能力給でやろうとすると,成果を評価するものさしが,必要。年齢給方式なら年収減はありえないが,成果で評価となると,年収減となる場合もある。

今は,下がることもあるぞ,が割りと定着してきましたが,1990年代前半まででは,給料が下がるなんてありえない,という考えで支配されていました。

そんなところから,ながらく年功序列の制度を維持させてきたと思われます。
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大分この制度も崩れてきているようですが・・・。



社員が安心して勤められる、会社のために・・と思えるようにするには、長い期間(できれば終身)勤められる制度も必要かと思います。

40歳ぐらいで20歳ぐらいの若者以下の処遇にしかならないかもしれない・・・となれば、よほど自信のある方以外はそういう会社を選べないでしょう。

愛社精神を養う、本人が転職先などを探してウロウロするよりは、落ち着いて業務に集中できる環境を作ることも、ある程度は意味のあることと思います。

ま、これに甘えて何もしない人が増え、景気も悪くなったので、この制度が崩れてきたのでしょうけど。。。

ご参考になれば幸いです。
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