A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
> 成る程、ラ行下二段活用の連体形止めの「揺るる」ですね。
その場合の口語訳はどうなるのでしょうか?
「揺れる」にしかなりません。 しかし、最近文法の世界で「瞬間動詞」(詳しくは瞬間動作動詞)と「継続動詞」(詳しくは継続動作動詞)という区別があります。簡単には説明しにくいのですが、瞬間に終わる動詞と動作が継続したり反復する動詞です。「揺れる」は「風によれる薄の穂」のようにいえばわかるように、継続動詞です。
それに、語感の問題ですが、「揺るる」というと継続感があるように思いませんか。語感などに頼らず論理的にも「揺れている」感じをだすには「揺れている」「揺れ居り」しかないかも知れません。
>またラ行四段活用の已然形「揺れ」+助動詞「り」の「揺れり」の口語訳はどうなるのでしょうか?
「り」という助動詞は、完了・存続の意味があるので、「揺れた」「揺れている」両方の訳があります。
しかし、語感から言えば「揺れた」の方が優勢と見ますが。
その他の選択肢に、「揺らす」他動詞・「揺るがす」他動詞・「揺るぐ」自動詞他。
あと、余談ですが、下のサイトをクリックして開き、一番上の検索欄に例えば「揺るる」を入れて検索ボタンを押してください。70年以上前の文学者たちの、この語を含む作品が見られます。
http://www.jca.apc.org/~earthian/aozora/llsearch …
この回答への補足
No.4のご回答で
”古語の「揺る」の活用は「四段」の外に「下二段」の活用がある”
とのことですが、同じ動詞でも二つ活用がある場合があるのですね。
下二段活用の連体形と四段活用の已然形は説明して戴き解りましたが、
例えば、下二段活用の未然形だと「揺れ」+ず、で納得出来るのですが、
四段活用の未然形だと「揺ら」+ず、はありえるのでしょうか?
二種類の活用形の使い分けについて其々の活用で教えて戴けますでしょうか?
宜しくお願い致します。
No.4
- 回答日時:
古語の「揺る」の活用は「四段」の外に「下二段」の活用があり、その連体形の「揺るる」が三文字なので、例えば、「激しく揺るる」のように「連体形止め」にするのもあると思います。
この回答への補足
ご回答有難うございます。
成る程、ラ行下二段活用の連体形止めの「揺るる」ですね。
その場合の口語訳はどうなるのでしょうか?
またラ行四段活用の已然形「揺れ」+助動詞「り」の「揺れり」
の口語訳はどうなるのでしょうか?
宜しくお願い致します。
有難う御座いました。
初心者なので、質問の仕方が曖昧で回答に困られたことと存じます。
また補足やお礼の区別やタイミングが解らず、失礼な結果となってしまった
ことをお詫び申し上げます。
これに懲りませず、ご指導の程、宜しくお願い致します。
本当に有難う御座いました!
No.3
- 回答日時:
NO.2です。
補足にお答えする前に、先人の辛苦に応えるのに『田山実氏は蒲団の中で古文書解析に当たられたのでしょうか(笑)』の部分に、とても情け無く感じました。布団の中での読書や思考で日本の歴史時代の地震記録を洗い出し、記録された日付を西暦に置き換え、太平洋岸での巨大地震が約百年の周期で繰り返されることを発見するなど、単に古文書の読解に止まらない偉大な業績が残せると思いますか?。今日の地震予測研究の基礎を築いた偉大な調査研究成果、『日本被害地震総覧 宇佐見龍夫 理学博士 東大名誉教授 東京大学出版会刊』を始め、気象庁資料にも採用されている過去地震記録の骨子を組上げた先人の計り知れぬご苦労を、笑いで片付けてしまう様なことは慎んで下さい。
ご指摘の通り「揺れ居り」は「揺れり」とされた可能性は十分にあります。
奈良時代の一時期、母音が連続する時に一方が捨てられるか、双方併せて別の母音に置き換えられることが頻繁に行われました。例えば「アイヒメ(愛媛)」に「エヒメ」の訓点が見られ、今日まで引き継がれていますが、これは「アイ」の二重母音が「エ」の一母音に置き換えられたためです。今では「愛知」は「アイチ」と呼ばれますが「アオウメ(青梅)」は「オウメ」と呼ばれています。
外国語でも「auto」は「アウト」ではなく「オート」等、万国とは言えないかも知れませんが、洋の東西で母音の省略や置き換えが行われています。
他の用例はご自分でお探しになって下さい。
と言うことで、時代と地域によっては、「揺れ居り」は「揺れり」とされた可能性が十分にあります。
この回答への補足
まずお詫び申し上げます。
田山花袋氏の名作「蒲団」をもじったジャダレの軽い冗談で応対致し
ましたことを心より反省致しております。
折しも、今朝3時過ぎに起きた地震に揺り起こされたのは、その戒め
やもしれません。
大変申し訳御座いませんでした。謹んでお詫び申し上げます。
仰せのとおり、母音の重複が母音脱落及び他母音に移行する説を
学生時代の言語学で学んだのを思い出しました。
「揺れ居り」yureoriが「揺れり」yureriに母音脱落されたのであれば
後のoが脱落したことになります。 例を挙げて戴いている「青梅」
aoumeがoumeのように前の子音が脱落するのが順当ではないかと
思うのですが・・・・素人の小生では測りかねますが如何でしょうか?
また古語辞典では「揺る」のラ行四段活用は載っていましたが、
「揺れ」の活用は載っていませんでしたので、これも時代や地方に
よっての表現によるのかもしれませんが確証が得られないので
勝手に使って良いものか判断が付きかねます。
この点如何でしょうか?宜しくお願いいたします。
お礼の欄しかありませんでしたので、ここで先ほどの補足の一部間違いを
補足させて戴きます。不慣れなので、「戻る」と「補足をする」を間違って
クリックしてしまいました。すみません!
先ほどの補足の文面のうち、「『揺れ』の活用は載っていませんでした」
は誤りで「『揺る』のラ行下二段の活用は載っていませんでした」の誤り
です。宜しくお願いいたします。
No.2
- 回答日時:
「揺れている」は「揺れ居り」に成ります。
古語と言っても時代により相当に揺れています。
この種の質問には、○○時代の○地方の言葉と、時代と地域を指定した方が宜しいかと思います。
日本書紀には地震の記録に「ないふる」と訓点が付されていました。
江戸時代までの国文学者は、「ない」をイコール「地震」と解釈していましたが、明治24年の濃尾大地震を契機に発足した日本地震学会の、一職員として古文書解析に当たった田山実(田山花袋の弟)は、「ない」がイコール「今居る場所」・・・つまり大地を表し、「ないふる」で地震の揺れを感じた記録であることを発見しました。
当時まで遡れば、「揺れている」は「○○震る」に成るかも知れません。
この回答への補足
ご回答有難うございます m(_)m
いにしえの地震の内容まで教えて戴き、大変勉強になりました。
田山花袋の弟君の田山実氏は蒲団の中で古文書解析に当たられたのでしょうか(笑)
「古語といっても時代により相当に揺れています。」との仰せは、全く同感です!
私もかねがねその疑問を持っておりました。
鋭いご指摘痛み入ります ☆⌒(>。≪)
私の目的とするところは、短歌の結句に心が「揺れている」という意味合いを古語で表現したいので質問させて戴きました。
初めての質問でもあり質問内容の説明が不十分で大変申し訳ありませんでした!
その「揺れ居り」の「揺れ」は何活用の何形にあたるのでしょうか?
また「揺れ居り」の4文字は短歌の字数の関係で字余りになりますので、成るべくなら3文字で収めたいところなのです。
「揺れり」では文法的に間違いでしょうか?
宜しくお願い致します。
古語文法に揺れる古語ひつじより
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