
実験系の研究室に所属している4年生です。もう研究室に配属されてから3ヶ月たとうとしていますが、教授が実験しているところを見たことがありません。いつもパソコンの前にいますが、うちの研究室ではパソコンは簡単なデータ解析ぐらいにしか使わないのでおかしいなと思います。
先週、研究費の申請につかうからデータを渡すようにといわれ渡しました。
しかしあとでよく考えると、3ヶ月しか実験していない4年の学生の研究で、予算申請をすることに疑問を感じました。今のところ実験は全て教授からの指示であり、私はそれに従うだけです。
私の今までの認識では、
・学生は教授の助言を受けながら自分の研究を行う
・教授は教授で自分の研究を行い、実験も自分で行う
・研究費の申請は教授の研究で行う
ものだと考えておりました。
しかし現状は、
・学生は教授の指示で実験を行う
・教授は実験しない
・研究費の申請を学生の実験で行う
です。
研究費は研究室の予算ですから、学生の研究で予算申請するのは、ありうることなのかなと思いましたが、よくわかりません。
ただ、教授が自分の研究を行なっていない(代わりに実験する技術スタッフを雇っているわけでもない)ことを踏まえると、私は教授の研究の作業部分をやらされているだけなのかもしれないと不安になりました。
①教授が実験しないのは普通ですか?
②4年生の研究で予算申請することはあるのでしょうか
どの分野の方でも構いません。あなたの感覚でどう思うか教えてください。回答よろしくお願いします。
A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
大学の研究室は、零細企業みたいなものです。
教授はその社長。あなたの質問というか疑問は、社長はなんで工場で旋盤回さないのミシン踏まないのと聞いているのに等しいです。多くの教授がPCの前にずっと座っているのは、自分の部下が出した成果を論文にまとめていたり、同業者の誰かが投稿してきた論文の審査をしていたり、競争的研究費の応募書類や報告書作っていたり、学会や研究会の集まりを開く手配していたり、大学のレポートや試験を採点していたり、学生や職員のトラブル(アカハラのセクハラだの)の処理をしていたり、国立大学の場合は国に提出せねばならぬ大学全体の方針の計画書を作成添削していたり。最初の方はともかく後ろの方は馬鹿みたいな雑用です。
No.8
- 回答日時:
20代より上ですし、学部4年生に「あなた」と呼ばれる身分ではないので、回答リクエストからは外れますが、少しだけ。
【教授が実験しているところを見たことがありません。】
うらやましいですね。学生さんがみな、優秀なのでしょう。
【おかしいなと思います。】
ポジションが上になるほど、学内のどうしょうもない雑事、予算の申請や管理、他の人の研究の審査、そしで学生の指導などで、研究の時間がなくなっていきます。
【今のところ実験は全て教授からの指示であり、私はそれに従うだけです】
もしも指示以上に価値あることをやれるなら、御の字ですよ。
研究室に入って3か月では、普通は無理です。
できない人は、3年たってもできません。
学部4年生であれば、必ずしも成果を出してもらわなくてもいい場合もあって、あえて好きにできる部分を作って、学生のモチベーションを上げることはあります。でもこれはむしろ、教育のボランティアの部分です。
【3ヶ月しか実験していない4年の学生の研究で、予算申請をする】
まさか、あなたの3か月の結果だけで予算申請することはないと思いますが、学部生なのに先生の予算申請に使えるだけのテーマを与えられるって、結構ラッキーなことだと思いますよ。それだけ「本物」に近い研究に関与できてるってことですから。
僕なんかの立場からすれば、本当は自分でやりたいものを、リスクと教育の手間を負って学生にのれん分けしてるわけです。それをありがたいと思わない学生には、自分の宝物の研究テーマをあげたくありません。
【私は教授の研究の作業部分をやらされているだけなのかもしれない】
「やらされている」のか「自主的に新しいものを吸収しようとしている」かどうかは、こちらも注意深く観察します。
一を教えて十を知る、という言葉がありますが、「やらされている」という程度のモチベーションの学生は、一を教えたリターンが1より小さいです。そういう学生に長く関わっても時間の無駄なので、そういう場合は、どううまくやり過ごすか、もし捨てられるならどう上手に捨てるか、考えます。
もちろん、興味を持ってやってもらうための初期投資(教育)は十分にやります。かけ捨てになるリスクを理解した上で。
本当に成果を出してほしい、自分本当に興味のあるテーマをあげてるので、こちらも熱が入りますし、それが学生にも伝わるようで、心配になるほどよく研究する学生の方が多いです。
ご参考になれば。

No.7
- 回答日時:
①教授が実験しないのは普通ですか?
普通です。
というか、大学教授は、一国一城の主であって法律です。
国の数だけ法律があるように、教授の数だけやり方があります。
めちゃくちゃだとは思いますが、そういう教授たくさんいます。
自ら実験する教授もたくさんいます。
何が言いたいかっていうと、もはや「普通」とかいう概念が
存在しないほど、教授というのは自分の好き勝手やる存在です。
②4年生の研究で予算申請することはあるのでしょうか
あります。
繰り返しですが、教授はルールです。
そして、大学はコンプライアンスはとても低いので、
書類がそれらしく整っていれば、余裕で通ります。
あなたがイメージする研究室もあると思います。
しかし、あなたの常識が全く通用しない研究室もたくさんあります。
とにかく、教授の思うようにやるのが研究室です。
事務も面倒なので放っておきます(+忖度します)。
No.6
- 回答日時:
>・学生は教授の助言を受けながら自分の研究を行う
普通ではないです。
>・教授は教授で自分の研究を行い、実験も自分で行う
普通ではないです。ほとんどの研究室では日常の手を動かす作業はしませんね。
>・研究費の申請は教授の研究で行う
教授の研究=その研究室の研究全て、です。
>・学生は教授の指示で実験を行う
"指示”ではなくて、”指導のもと”研究を行うが正しいです。
具体的にあれやれこれやれって管理する教員もいますが、通常はそれほど暇ではないし、アカデミアの環境として自主的にある程度物事を分析して研究活動ができる一人前の研究者を養成する使命があるのでマイクロマネージして結果を出すというよりも大枠を管理してあとは個人が具体的な課題設定まで落とし込んで進めることが多いです。
>①教授が実験しないのは普通ですか?
普通です。
>②4年生の研究で予算申請することはあるのでしょうか
日本の大学は研究者を雇う予算がないので、研究室の研究実績のための実務作業を担うのは学生であることも少なくないです。当然そのテーマを与えられた学生の研究結果を踏まえて申請書を作成するので、人によっては一部手伝ってくれって教授もいるでしょうが、普通は基本教授が申請書は書きます。
ちなみに、大学に限らず会社でも研究所の偉い人は自分で手を動かしてどうこうするってことは少なく、人や研究の進捗状況のマネージメントなどが主たる業務、責務になります。大学教員に限ったことではありません。
No.5
- 回答日時:
自分の研究というのは、ゼロから計画を立て、予算をもらうところからです。
もちろんそれには過去の実績の信用あっての話です。
質問者さまはそれをやっていないですよね?
つまり先生のおこぼれに預かっているだけで、やっていることは先生の手伝いです。
助言とは質問者さまを立てているだけですし、普通は「指導の下」です。
設備や薬品の使用には免許や申請、費用が必要なものがあり、その権限もあなたではなく先生ですし。
先生が自分で実験を行うかはその人次第。
No.4
- 回答日時:
No.3 です。
ひとつ書き忘れていました。先生がPCの前に座っているのは論文を書いているのかもしれません。もちろん,読んでいる可能性もあります。自分が所属する学会論文集や,海外の国際誌をいくつか必ずチェックしないといけない。あなたはまだ卒論を書いてないからご存じないのでしょうが,すべての結果が出てから,僕の指導教員でも論文を書き始めたとすると,一ヶ月くらいは最初の草稿までかかりますよ。ま,著名な教授だったから実際には2週間くらいだったこともありますが,それから結果の検討をして対実験や追加計算をすることもあります。そうやって第一草稿ができてから,一週間クーリングオフするので,他の学生との論文を書いたりします。一週経ったらまた最初から全部読み直して第二草稿を,これを3回くらいやるわけ。だから,全部結果が揃って図面も表も完成してから,約一ヶ月は執筆にはかかるわけ。そしてそれを投稿すると数か月から1年経って査読結果が戻ってきたのを処理しないと掲載されない。また,そこで2週間くらいは頭にきながら修正するわけだ。これがすべてPC前の入力と,机の上で印刷したものに赤ペンで加筆修正をするという作業になりますよ。自分の卒論でじっくり経験してみてください。たいへんですから。
No.3
- 回答日時:
工学部の元教員です。
実験屋じゃなく,理論系・数値解析系ですが,周りにはいっぱい実験屋もいましたし,教授の日常もわかるので書いておきましょう。> ・学生は教授の助言を受けながら自分の研究を行う
助言ではなく,まずテーマそのものを,教授が行っているあるいはその研究室で行っている最新のトップクラスの学会論文集に投稿できるような内容の研究の手伝いを,学生にやってもらっている。
> ・教授は教授で自分の研究を行い、実験も自分で行う
時間がある先生はそうです。
> ・研究費の申請は教授の研究で行う
前述のように,「これは教授の研究」「これはM2の研究」「これは4年生の研究」なんて分けられるはずがありません。研究室にいる学生はすべて研究スタッフです。みんなで共同して,その研究室の研究をします。ですから,研究を「誰の研究」と分ける意味は全く無く,すべて「その研究室の研究」です。
> ・学生は教授の指示で実験を行う
当たり前でしょう。4年生ごときが独力で研究ができるはずがないから。ご質問者は学会に所属してますか。毎月の学会誌や学会論文集,さらに,その大学図書館で契約している国際誌(英文論文)を毎月読んでいますか。何がいま必要な研究かわかってますか。どういうアプローチが有効なのかわかりますか。3年生までの講義や実験ではそんなこと教えていません。
> ・教授は実験しない
先生によります。
> ・研究費の申請を学生の実験で行う
前述のように「誰の研究」という分類は無意味です。研究室にいる人は教員と研究スタッフです。研究スタッフとしての戦力にならない学生は,我々はあまり評価しませんから,適当なテーマを与えて出て行ってもらったりします。
> 私は教授の研究の作業部分をやらされているだけ
そうですよ。全世界の大学教員はそうやっています。本当の研究は博士課程の学生が戦力です。しかし,細かいところとかデータ作成とか数が必要な実験などを4年生にも手伝ってもらわないと,論文が完成しません。それを采配しているのが教員。
> ①教授が実験しないのは普通ですか?
はい。
> ②4年生の研究で予算申請することはあるのでしょうか
はい。何度も書いたように「4年生の研究」という分類が無意味です。
さて,教授は毎日何をしているか。月曜の朝,大学に着くと,スパムも含めた100通くらいまでのメールの処理に午前中いっぱいかかる。午後には学科の教授会があるかもしれない。講義は学部一講義と大学院一講義,それに研究室の学生10名くらいの研究指導を准教授たちと相談しながらやる。と,ここまでは想像できるでしょうね。
ではそれ以外。学科の教員会議,学部の教授会,大学院の教授会,学部の各種委員会(例えばカンニングした学生の処分を検討したりする倫理委員会とか,教務委員会とか,入試委員会)を二つくらい,大学院の各種委員会もいくつか,大学全体の例えば留学生対策委員会とか国際交流委員会もいくつか,という,いわゆる雑用があります。准教授のときの4倍は会議があります。米国の大学教授にはありえない事態です。また学外の活動もあります。学会活動はもちろん(これも米国教授はしません),地元の社会貢献,例えば民間企業の入札監視とか技術的な指導とかもあります。例えば本社や中央省庁の仕事も支援しているなら,その仕事での出張(米国教授はしません)もあるわけですね。毎日,2時間以上,部屋に連続していられる教授はそんなにいません。ご質問者のところの教授は毎日PC前で仕事をしているのであれば,珍しい方です。雑用を全部断っているのでしょうかね。それから研究費集めで企業回りをする先生もいます。文科省や役所の研究費申請も一ヶ月以上の準備が必要だったり,面接が必要だったりします。教授の仕事です。米国の教授は,資金集め以外はしませんが,日本の悪習かもしれません。知人の米国人教授は「くだらん!」と断言しています。また米国の場合は,博士課程の学生は,教授の研究費から奨学金と授業料を払ってくれますから,毎年数編の論文を教授と一緒に出版します。ここも日本とは違う。米国では卒論の無い大学(著名な大学でも)が多いですから,大学院学生は貴重な研究スタッフです。
No.2
- 回答日時:
>今のところ実験は全て教授からの指示であり、私はそれに従うだけです。
それならば、あなたは「教授の研究の一部(実験)」を「教授の指示」でやっているのであり、それは「あなたの研究」ではないでしょう。
あなたは「学生は教授の助言を受けながら自分の研究を行う」という認識だったそうですが、学部4年生にできる「自分の研究」なんて知れています。理系の研究室ならば、研究室の現在の研究テーマ(=教授の研究テーマ)に沿って、その範囲内で学部生にできることをやって卒業研究にするのが普通でしょう。
「うちの研究室ではパソコンは簡単なデータ解析ぐらいにしか使わないのでおかしい」と言いますが、それはあくまでも、学生が認識している範囲内で、実験データを扱う場合での話でしょう。
研究というのは「実験だけ」では成り立ちません。そもそもの着想、研究の目的、全体の構想と研究計画、研究の遂行に当たって必要な機器や資材、火とでの確保と手配。それれはすべて教授(と准教授や助教)がやるわけですが、そのためには膨大な事務作業が必要です。教授がいつもパソコンに張り付いているのはそのためです。
例えるならば、工業製品のメーカーで、学部生のあなたは工場で、設計図通りに製品の加工をしている従業員。院生や助教は、現場監督や工場長。教授は製品をゼロの企画段階から考えて商品化まで持っていき、設計図を書く開発チームの人、です。それをあなたは、自分も開発チームの一員だと勘違いしていて、「開発チームの人は設計図を書いただけなのに、工員が加工した製品を自分が開発したものだと言うのはおかしい」と言っているようなものです。
No.1
- 回答日時:
> ①教授が実験しないのは普通ですか?
そういう研究室の方がマジョリティです。
> ②4年生の研究で予算申請することはあるのでしょうか
あります。
あなたは勘違いしていると思いますが、教授が研究の大きな戦略を描き、助教や博士が頭を動かします。修士や学士なんて単なる兵隊です。それは会社だって同様。
むしろ学士の貴方が、何でも良いから自分でテーマ決めて好きに研究しろ、研究予算も自分で用意しろと言われても、できないでしょ? (たまに、できちゃう超優秀な学士がいるけど)
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