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事務官僚と技術官僚の地位の差はどこでついたのか?
東京大学は官僚養成としての側面が強かった故に法学部が優位だと一般的に言われておりますが、実の所は司法省法学校(現東大法)よりも工部大学校(現東大工)の方が早く設立されており、法学校で法科系官僚を養成すると同時に工部大学校に於いても技術官僚を養成していました。
そして明治初期に於ける中央官庁内に占める東京帝国大学出身者を学部別に見ると、断トツで理学部、工学部が法文学部より多いという意外過ぎる事実がありました。
この事実を鑑みるに、帝国大設立初期の段階に於いては現在の様な明確に事務官が技官より優位だった風習は無いのです。

ではどこで技術官僚は東大法科を出た事務官僚より絶対的に地位が低くなったのでしょうか?
長らく技官などというのはエリートでは無く、1.5種などとも揶揄されてましたが、何故そうなってしまったのかが知りたいです。
推測で構わないのでご意見いただければと思います。

A 回答 (1件)

比較すると、技術官僚は明らかにスペシャリストであり、ジェネラリストとしては事務官僚に一歩譲るから、と思う。



海軍でも、いったん技術畑に入ると大将にはなれなくなると言われた。
現に技術畑に転出して大将になった人は一人もいない。

大将とは「人を動かす」地位であり、それに必要な高度なジェネラリティを備えていなければならない。
しかし技術畑ではスペシャリティが重視され、その分ジェネラリティは二の次になる。
いくら造船技術に精通しても、それだけでは人を動かすことはできない。

人の上に立つならジェネラリティ。
これは官僚に限らず、軍隊でも民間でもどこでも共通の原理である。
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