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Δ-Y結線とY-Δ結線の特徴について教えてください。Y-Δ結線は降圧に適しており、Δ-Y結線は昇圧に適しているという記載を見かけます。
Y結線の相電圧は線間電圧の1/√3になるため、Δ-Y結線の方が降圧に向いているのではないかと考えておりますが、一般的な記載は真逆でした。三相交流の理解がまだまだ浅いため自分の理解と一般的に言われている特徴とで異なる点について教えていただけると幸いです…

A 回答 (4件)

三相変圧器で、Y結線の相電圧は線間電圧の1/√3なので、△結線より巻数を少なくできます。


また、△結線の相電流は線電流の1/√3なので、Y結線より巻線を細くできます。
従って、電圧が高く電流が少ない高圧側はY結線が経済的であり、電圧が低く電流が多い低圧側は△結線が経済的になります。
jis C 4304(配電用6kV 油入変圧器)では、75~500kV・Aの三相用変圧器の結線は、Y-△結線が【標準】となっています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。具体的な規格までご紹介いただき理解が深まりました。Δ-Y結線の場合二次側の線間電圧が√3倍にできるので、高電圧、低電流で送りたい発電所での利用に向いているのだと考えました。

お礼日時:2022/11/22 18:06

楽だからって決めるわけないでしょ。



Δ-Y結線では出力電圧が巻数比の√3倍になります。昇圧用の変圧器としたら巻数を減らすことができコストが削減できます。発電所から昇圧して送電するのに使われます。

Y-Δでは出力電圧が巻数比の1/√3倍になります。降圧用の変圧器としたら巻数を減らすことができコストが削減できます。中性点を必要としない降圧用の変圧器として使われます。

Y-Yは第3調波を吸収できないので2次側の波形が歪んでしまいます。超高圧用の変圧器としてさらに3次にΔを加えY-Y-Δとします。

Δ-Δは第3調波を吸収できますが中性点がとれないので超高圧には使えません。相電流は線電流の1/√3倍になるので巻数を細くすることができコストを削減できます。中性点を必要としないものに使われます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。頂いた内容で変圧器の二次側と三相交流の負荷側を混ぜて考えてしまっていることに気がつきました。変圧器の二次側であれば記載した通り一般的に言われていることが正しいと理解できました。

お礼日時:2022/11/21 21:00

> 実際には楽さで決めているということでしょうか?



私が親しくしていた変圧器メーカーの社長はそう言ってましたね。
業務用の変圧器はユーザーから仕様が出ますが、それがない場合、つまりY-Δにするか、Δ-Yで作るか製造者が勝手に決めてよい場合は作りやすさで決めていたということです。
御存知と思いますが、三相変圧器はY-YとかΔ-Δで作ると高調波ひずみが多くなるとか(その理由は私にはわからない)。このタイプは余程特殊な事情がない限り作りません。
また中性点が必要ならY巻でなくてはなりません。二次側に中性点が必要ならΔ-Yということになり、太い銅線を巻く事になるのでやりにくかったとか。
こういった条件がないのであればY-ΔにするかΔ-Yにするかは変圧器メーカーの勝手というわけ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。仕様の自由度によって設計を変えると理解しました。

お礼日時:2022/11/21 20:56

知り合いの変圧器メーカーの社長に聞いたことがあります。


Y巻線ではΔ巻線より1つの巻線の電圧は低くできるので巻く回数が少なくて済む。でも電流が大きいので巻線は太くなる。Δはその逆。
要は細いエナメル線をたくさん巻くのが楽チンなのか、太い線を少し巻くのが楽チンか、ということ。
どっちが楽にできるか、で決めていると言っていました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。Δ-Yは昇圧変圧器、Y-Δは降圧変圧器として広く使われているという記載をよく見かけるのですが実際には楽さで決めているということでしょうか?

お礼日時:2022/11/21 00:02

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