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【電波】宇宙から地球に向けて人工衛星から送受信されるデータはVLF(超長波)ではなく、EHF(ミリ波)を使って送っているのはなぜですか?

また世界や日本国内でVLF(超長波)を利用しているサービスって何がありますか?

A 回答 (7件)

VLFのような波長が長い電波は電離層を透過出来ないので、人工衛星と地上との間の通信に使用しようとしても間にある電離層に遮られてVLF波が届かないため使えません。


 電離層にはD層、E層、F1層,F2層等の幾つかの種類がありますが、D層、E層、F1層,F2層の4種類の電離層の全てを透過出来るのはVHF波やそれ以上に波長の短い電波だけです。
 VHF波はD層、E層、F1層,F2層の4種類の電離層を透過出来るので、通常は人工衛星と地上との間で電波のやり取りが一応は出来るのですが、主に昼間に上空約100km付近に局地的・突発的に発生する特殊な電離層であるスポラディックE層には反射されてしまうため、人工衛星と地上との間の通信に使うには安定性に欠けます。
 一方、EHF(ミリ波)は、人工衛星と地上との間の通信に使えない事もありませんが、雲や雨、空気中の水蒸気に吸収されやすい事により、大気中での減衰が激しいため、人工衛星と地上との間の通信用として使うには多少不利です。
 そのため、人工衛星と地上との間の通信用にはEHF(ミリ波)ではなく、SHF(マイクロ波)を使うのが主流となります。

【参考URL】
アマチュア無線入門 > 電波伝搬
https://www.ne.jp/asahi/yokohama/cwl/dempa.html

電離層 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E9%9B% …

スポラディックE層 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83% …

総務省 電波利用ポータル > 周波数割当て > 周波数の公開 > 我が国の電波の使用状況 > 周波数帯ごとの主な用途と電波の特徴
https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/freq/search/m …

マイクロ波 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3 …
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この回答へのお礼

みんなありがとう

お礼日時:2025/03/02 15:23

対潜水艦のVLF通信は、送信に大出力が必要なので、地上→潜水艦 方向の片道通信みたいですね。


潜水艦からの通信は
①浮上して無線
②ブイ(アンテナ)を水面へ打ち上げて無線
③母船へレーザーや超音波通信で通知。母船は衛星通信。
らしいです。勿論詳細は軍事機密
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明治時代のヨーロッパとの無線電信は超長波だったようです。

(17.4kHz)
https://yosami-radio-ts.sakura.ne.jp/contents/su …


長波通信は現役ですね。

標準電波(JJY日本標準時)
超低速、1回の送信に60秒かかる。
 https://www.nict.go.jp/sts/jjy.html
・おおたかど山標準電波送信所
 (福島)40kHz、50kW
・はがね山標準電波送信所
 (福岡-佐賀県境)60kHz、50kW

対潜水艦
海上自衛隊 えびの送信所(宮崎県)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1029795?pag …
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…いやEHF波も殆ど使われてないが?



 VLFは波長が長い=アンテナも巨大なので衛星搭載には全く向きません。おまけにたかだか27kHz(3〜30kHz)幅しかないので、AMラジオレベルの音声通信に頑張って3波しか取れません。ちなみにLF(長波)〜HF(短波)までは電離層の影響を大きく受けるので、地上と宇宙との通信には向きません。まあVHF以上、商業的にはUHF〜SHFですね。

 EHFはレーダーや電波観測には多用されますが、今のところ通信用途にはあまり使われていません。波長が短い=同じ性能のアンテナならコンパクトになるというメリットも有るにはありますが、加工精度が厳しくなってコストがきつい。EHFで使えるような電子部品も高価なので、今のところお気軽に使える周波数ではないです。

 VLFの用途ですが、現状では潜水艦との通信がメインという感じですかね。水面に出なくても水深の浅い(数十m以内)ところなら地上と通信できるので。過去には測位(オメガシステム)なんかにも使われていましたがGPSの方が安くて精度が圧倒的に高いので…。
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VLFでは電離層で反射して地表に届かない。


パラボラアンテナが使えない。
からでしょう。

>また世界や日本国内でVLF(超長波)を利用しているサービスって何がありますか?
潜水艦との通信、地中探査など。
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データ転送量が上がるからでは?

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何故VLFを使うという発想になるかわかりません。


当然効率よく使うには長大なアンテナが必要。
衛星には全く向きません。
VLFでは狭い伝送帯域しか確保出来ませんから
超低速通信しかできません。TV放送や中継とかは
勿論出来ません。

マイクロ波が妥当でしょう。

VLFのサービスは私は知りません。長波ならJJYかな。
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