
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
私も日ごろ気になっている点ですので一言申し上げます。
●「「I like English best of all subjects」といえば、間違いなのでしょうか?」
⇒ 私は「間違い」ではないように思います。
例えば、初・中級用学習和英辞典の『プロシード和英辞典』(ベネッセ)の「一番」の項の例文に
“学科の中で何がいちばん好きですか”
What do you like best of all subjects?
というものが載っていました。
●「「all the +名詞」のtheは必ず必要なのか」
⇒ 他の方がおっしゃっているように“限定された(特定の)もののすべて”の場合は“all (of) the 名詞”が原則のようですが、アメリカ英語では“限定された(特定の)もののすべて”の場合でもtheがなくても良いようです。
(1)
このことは、『ウィズダム英和辞典』のallの項の「語法」に“allとall the”というタイトルの下にある次の説明が示しています。
「all+複数名詞」は物[人]一般を指すのに対して、「all the 名詞」は特定の集合を指す。ただし、特に《米》では「all+名詞」で特定の集合を指す場合もある
この最後の指摘がkaze2004さんのご質問に関連していそうです。
(2)
現行の中学2年の検定教科書『New Horizon 2』(東京書籍)に「私の好きなこと・もの」という表現のところに、I like spring the best of all seasons. という表現があります(p.83)。わが国の教科書ですからこのall seasonsが春夏秋冬という四季(=「特定の集合」)であることは明らかでしょう。ですから…of all the seasonsと言うのが原則であるはずにもかかわらず …of all seasonsとなっているのです。私はこれも上の(1)に関係するものではないかと考えています。
日ごろ現実の英語に接していても「all the 名詞」となるべきところでtheがない形をよく見かけるように思います(ご紹介できる実例は今手元にありませんが)。
(3)
とすると、『プロシード和英辞典』にあった
“学科の中で何がいちばん好きですか”
What do you like best of all subjects?
の...all subjectsには2つの解釈がありえることになります。
1つ目は回答#1さんのおっしゃる,「ばくぜんとすべての教科」を表しているというもの。
もう1つは「学校で教えられているすべての教科」を表していながらtheを用いていないというもの。(すなわち、(1)で紹介した「「all+名詞」で特定の集合を指す場合」。)
もちろん、どちらの解釈が正しいのかはこれだけでは判断できませんが、後者の解釈も大いにありえることを私は強調しておきたいと思います。
(4)
実はallと非常に似た振舞い方をする語にbothがありますが、bothは特定のものを指す場合であっても「both the 名詞」の形で用いられるときはtheがよく省かれます。このことは例えば、『ルミナス英和辞典』(第2版、研究社)のbothの「語法(2)」に「定冠詞は省略されるほうが普通:Both (the) books (=Both of the books) are interesting. その本は両方ともおもしろい」と説明されています。件のallもこのbothと同じ道をたどろうとしているのかもしれません
いろいろと調べてくださってありがとうございます。すごくためになりました。また、複数の説があるのだなあと思いました。映画を見たり、本や雑誌をたくさん読んで、感覚を身に着けていきたいと思います。
No.5
- 回答日時:
回答#4の者ですが追加します。
前回、2つ目に取り上げた質問:●「「all the +名詞」のtheは必ず必要なのか」
に対する回答で
「all+複数名詞」は物[人]一般を指すのに対して、「all the 名詞」は特定の集合を指す。ただし、特に《米》では「all+名詞」で特定の集合を指す場合もある
という記述を『ウィズダム英和』からご紹介し、これを根拠に論を展開しました。
(1)
論拠としてやや弱いかと危惧していましたが、同様のことは著名な文法書にも記述がありましたのでご紹介します。
(あ)
あの有名な文法書 “A Comprehensive Grammar of the English Language”(Quirk et al、Longman、p.259)には、‘all (the) 名詞’ は、theがなくても特定的な意味を表す場合がある、として次の例文を挙げていました(和訳は私が付けました)。
1.I will see all (the) students at 11 a. m.
(午前11時にすべての学生と会いましょう)
2.All (the) men must leave their coats here, but (the) women may take theirs with them.
(男性は皆コートをここに置いていかなければならないが、女性は持って行ってもよい)
ここでは特にアメリカ英語などと限定していないことは注目していいと思います。
(い)
同様に有名な”A Comprehensive Descriptive Grammar of English”(R. Declerck、開拓社、p.294の脚注)にも
Some people (esp. Americans) sometimes use ‘all’ even when the reference is definite.
(特定のものを指示する場合でも、theを伴わずallだけを用いる人もいる(特に《アメリカ人》
とありました。
(2)
こうなってくるとわが国の学習文法参考書での従来の記述にも手を加えるべきではないかと思います。
例えば中・上級者用の代表的文法参考書『ロイヤル英文法』(旺文社、p.225)の「Q&A」のNo.46でも原則どおり、次のように述べられています。
Q: all the boysとall boysの違いは?
A: the boysが(そこにいる)特定の少年たちをさすのに対して、無冠詞のboysは漠然と「少年というもの」をさす。これにallがついた、all the boysは「特定の少年たち全員」であり、all boysは「そもそも少年というものはすべて」の意になる…
(このあと、bothの用法にも触れて、「bothの場合は2つのものに限られるので、基本的にはtheがつけば特定化されたもの、無冠詞なら漠然と両方を会わせていうということになるが、実際にはtheのない形で用いられることが多い」としています。)
今回のご質問は英語を学ぶ者、特にproductionに関心のある学習者にとっては当然の疑問だと思います。このような中・上級者用の文法参考書には原則だけでなく、このtheを出さない用法にも触れてもらうといい時代になったと言えるかもしれませんね。
No.3
- 回答日時:
実際の会話では the がつくことが多いと感じています。
これはallを言いたいとき(allの範囲を指摘したいとき)、その時点ですでに"全ての範疇"が決定されているケースだからだと思われます。
その例でいうと、そのsubject 学科は、あなたが選択している学科か、どこかの学校の学科かわかりませんが、世間一般の学科とは考えにくいからです。
下記にall the membersの別の質問がありますが、やはりtheがないと会話でにおいてはしっくり来ない感じがします。
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=2038680
このtheに関しては、わたしもよくアメリカ人の友人に「all "the" members」と言い直されていたのを思い出します。
参考まで。
all the membersに関して、読ませていただきました。subjectの例の場合は、theをつけたほうがよいようですね。しっくりいくとか、いかない感覚は、なかなかわからないものですね。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
基本的には No1 さんが説明しているとおりだと思います。
どちらを使うかは、その文が使われる会話や文章の文脈で決まるといって良いと思います。ある高校生が自分の学校の授業科目の中で、数学も音楽も**もある中で英語が一番好きだと言っているのなら all the subjects となりますが、このときの話し手のあたまにはずらりと教科のリストが浮かんでいるわけです(もちろん日本人の高校生でここまで英語の定冠詞の感覚を身に付けているとは思えませんが)。
No.1
- 回答日時:
all the subjects だと,「このリストにあるすべての教科,学校で教えられているすべての教科」のように限定された教科になるのに対して,all subjects だと,ばくぜんと,「一般に教科と言われるものすべて」という感じになります。
subject というのは,「主題」という意味であり,特に学校での勉強の「主題」すなわち「教科」の意味でも用いられます。「教科」という意味で用いている時点で,学校で教わる10個程度に絞られていますので,「ばくぜんとすべての教科」も「学校で教えられているすべての教科」も違いはありませんので,all subjects にしても,all the subjects にしてもほとんど変わりません。
したがって,all subjects にしても問題ありません。
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