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古典で古文の問題を解答していていつも思うんですが
「せ給ふ」の「せ」についてですが、「せ」には使役・尊敬の意味がある助動詞と言うのは判っています。でも識別の際、二重敬語か使役+尊敬なのかがわかりません。
どうすればいいですか?
また、どのような時にどちらになるのかなど知りたいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

多くの場合、「せ給ふ」の「せ」は尊敬の意味で、「せ給ふ」は二重敬語です。


但し、次の場合は「せ」が使役となります。
(1)「誰々に」「誰々(を)して」など「使役の対象」を表す言葉がある場合。
例えば「女房に歌詠ませ給ふ」の「せ給ふ」は使役+尊敬で、「女房に歌を詠ませなさる」という訳になります。
もう一つ、次のような見分け方もあります。
(2)「せ給ふ」のついた動作を、他の者に代行させられなければ尊敬、代行させられれば使役。
例えば、「姫君、いとうつくしう生ひ出でさせ給ふ。」とあれば、誰かが姫君の代わりに成長することはできないので「せ」は尊敬。
「(大臣)牛を求めさせ給ふ。」とあれば、牛を求めるのは大臣が自分の代わりに家来にさせることができるので「せ」は使役。
ですが、(2)を使わなければならないようなことは滅多にないと思いますので、(1)を覚えていれば充分だと思いますよ。
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文脈判断で、使役の意味でおかしかったら二重敬語と判断すればいいと思います。

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