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火災未決算の例として

減価償却累計額 120  建物200
火災未決算  80

というような例を良く見ますが、保険契約を500結んでいるとしてなぜ

火災未決算  200  建物200

ではいけないのでしょうか、減価償却費を使って保険会社の支払い負担が少なくなるような
会計処理をなぜするのでしょうか?

原価償却累計額を消したいだけなら特別利益みたいな方法で消す方法はいくらでもあるよう
に思えるのですが・・・、減価償却用に企業が準備したお金なのに保険会社の利益になるよう
な処理をするのがなぜかわかりません、一般的な保険契約の約款でそういう処理をするよう
に書いているからそうするのでしょうか?

簿記とは違って実務的な話なのかもしれないですがよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

こんばんは



まず、実務的には#1の方のおっしゃった通り、減価償却費を計上しようがしまいが支払保険金には一切関係ありません。つまり、こっちが損をすることも、保険会社が得をすることもありません。

次に、本題のなぜ、
減価償却累計額 120  建物200
火災未決算  80

というような仕訳をするのかといいますと、これは期首に建物が滅失して当期の償却費をとらない例と思いますが、
もともと、建物を200で取得し、前期までの使用により建物の価値が計算上「200 - 120 = 80」まで落ちたということになっており、例えば、所有している建物がこの物件しかなかったら前期の決算の貸借対照表の借方には
建物          200
減価償却累計額  △120
として表示してあるはずです(表示に方法はさまざまですが)

この建物は滅失したわけですから、貸借対照表上からは消えなければいけません(でないと架空の資産を計上していることになります。)

ですので、仕訳として
減価償却累計額 120 / 建物 200
とし、残りの80は、火災保険金額が確定するまで、何円入ってくるか分からないので、火災未決算勘定で仮に置いておくことにします。

調子にのって続きのことを書きますと、保険金が満額の500現金でおりたとすると

現金 500  火災未決算 80
        保険差益  420

という仕訳が立ち、420円当期純利益が増加することになります。

この回答への補足

保険差益という勘定があるのですね、納得できました。

保険がたくさんかえってくることを想定していないのに違和感を感じて、なぜこちらが損をする
ような処理が・・・・と思っていましたわたしの書き方が悪かったようですね。

保険差益というのは2級の本にも出てくる勘定なのでしょうか?

補足日時:2012/10/23 20:42
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 建物・備品などは、傷んだり汚れたりで長く使っていると価値が下がります。


そのため価値を下げる処理が必要になります。  それが減価償却です。

 減価償却の表わし方には2通りあります。
直接対象の価値を下げる『直接法』と、下がった分を別に表わす『間接法』です。

500円の備品があって、期末に減価償却する。
<直接法>
(減価償却費)10  (備品)10
すると次期は、(備品)490となります。

<間接法>
(減価償却費)10  (減価償却累計額)10
こちらは(備品)500のままです。
これは備品の価値が下がらないということではなく、現在の価値を(備品)-(減価償却累計額)で表わしますということです。

 例えるならば、消費期限が迫ってきた食品に定価と値引き額が書いてあるようなものです。
300円のケーキに『100円引き』のシールが貼ってあったとします。
お客さんがそれをつぶしてしまったので、買い取ることになったとしましょう。
その時に値引きシールをはがされて「300円」ですねと言われたらおかしいでしょう。
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#1の方からの御説明の通りでして、


何年分かの減価償却費の累計額が計上された後に、
その保険の対象の火災に巻き込まれている、
という状況をその事例が示しています故に、
御質問の内容の様な仕訳が適用されているのです。
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失礼ですが、質問者さんは建物を除却したり、売却した場合はどのように仕訳されますか。



建物と減価償却累計額はセットです。

これは純粋に簿記上の問題です。火災保険の金額決定等には一切関係ありません。
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