![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/pc/qa/question_title.png?5a7ff87)
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
#1です。
なるほど…問題を見た限り、回答が「除却損」となるポイントは…。
「老朽化したため、取り壊し」
の、一点のみです。
「老朽化したため、取り壊し」ということは、「既存の建物には資産価値が無い(評価額0円)」と解釈できます。
この「価値が無い資産」を帳簿から外す(処分する)行為は「固定資産の廃棄」と位置づけられ、処分時に発生した損失は費用に計上することができる…とされています。
故に、取り壊し後に新規に建物を取得する場合であっても、回答は「除却損」ということになります。
いやいや、なかなか良くできた例題ですね。
取引日付や経過日数は、おそらく減価償却費の算定や月数按分の算出。
それと「引っかけ」の意味もありそうです。
この例題のように、簿記の試験問題には余計な情報が含まれていることが多く、全体を見すぎてしまうと逆に訳が分からなくなってしまいます。
回答のポイントは、だいたい一つか二つですので、それを見極めることが重要になります。
以上、参考になれば幸いです。
長文、駄文ご容赦ください。
お答えいただき、ありがとうございます。
やはり、「ひっかけ」られてしまったわけですね。
なるほど、よく読めば、おっしゃる通りですね。
時間内に解こうという訓練を今、やっているのですが、、
「老朽化したため」よりも、後の「新築」に反応してしまったのかな、と。
おつきあいいただき、またコツまで示していただき、
ありがとうございます。
ご親切かつ丁寧なご回答に心より御礼申し上げます。
それではベストアンサーとさせていただきます。
No.1
- 回答日時:
実務的な観点では、その時々の状況や解釈によって必ずしも同じ結果になるとは限らず、あくまでも「このような処理をすることが多い」という回答をさせていただきました。
あらかじめご容赦ください。
1)解体・取り壊した建物の除却損に含める。
建物の解体・取壊しの主たる目的が「建物の撤去」の場合はこのような処理になります。
「取り壊した後に新規に建物を建てない(建てていない)」ということであれば、建物の解体・撤去費用は除却損の一部とみなされ「固定資産除却損」等に計上されること多いです。
ただし、解体・撤去直後に新規建築を行わなくても、将来的に建物などを造る計画がある場合は「前払費用」等の資産科目に計上し、建物を建てた段階で取得価格に含めるという方法を取ることがあります。
2)取り壊した後に改めて新築し建物の取得原価に含める。
建物の解体・取壊しの主たる目的が「新規建物の取得(建設)」の場合、この処理をします。
新規に資産(建物)を取得(建設)するために既存の建物を取り壊さなければならないとします。
この場合、既存建物の解体・撤去は新たな資産(建物)を取得するために必要な行為であり、それに掛かる費用は新規資産の取得にかかる対価と同義である、とみなされることが多いためです。
基本的には解体・撤去費用の全額を取得価格に含めるのですが、状況によって資産と費用を按分して計上することもあります。
3)修理費等の費用として処理する。
建物の解体・取壊しの主たる目的が「現状の復旧」であるなら、解体・撤去費用を「修繕費」として計上することがあります。
ただし、通常では修繕のために建物全てを解体しなければならないという事態は、災害でもない限り、まず起こりません。
通常は既存資産の一部を解体する程度になります。
この解体・撤去の目的が「現状の復旧」…つまりは「建物の修繕」を目的としている場合に限り、解体・撤去費用を「修繕費」として費用計上することができます。
ただし、「現状の復旧」は原則として「修復箇所が既存物件と同一仕様、同一価値である」必要があるので、若干注意が必要です。
例えば、「割れた窓を修理するついでに今まで一重だった窓を二重サッシにした」など修理のついでに仕様変更や改良を行った場合は、資産の新規取得とみなされることがあり、費用ではなく資産に計上しなくてはなりません。
以上、参考になれば幸いです。
あまり解りやすい回答ができず申し訳ありません。
長文、駄文ご容赦ください。
ご回答ありがとうございます。
長文だなんてとんでもありません。
それぞれの例にわかりやすい例を加えていただいて
大変わかりやすく理解できました。
あと、詳しいご回答に甘えてしまうようで恐縮ですが、
以下の大原専門学校の例題では
旧建物の「除却損」を正解としています。
取り壊しの目的としては新築としていますが、
これは完成までの時間が関係しているのでしょうか。
どのようにご判断されるか、教授願えないでしょうか。
問題文
「平成21年5月25日において営業用に使用していた建物Aが老朽化したため、取り壊しその跡地に建物Bを建設した。建物Bは平成21年12月9日に完成し、引渡しを受け、平成22年1月8日より営業用として使用を開始した」
よろしくお願いいたします。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 相続・譲渡・売却 実家の土地売買について 2 2022/07/03 19:28
- 所得税 不動産譲渡取得税について 1 2022/08/08 09:32
- その他(職業・資格) 一級建築施工管理技士 手当てについて 3 2022/08/03 16:34
- 不動産業・賃貸業 100万円の中古マンションを購入する時の概算費用教えて下さい。 2 2022/08/22 21:35
- 固定資産税・不動産取得税 土地・建物の収容補償と生前贈与 2 2023/03/26 13:38
- 損害保険 火災保険、建物の評価額について 3 2022/09/11 19:48
- 法学 登記されている建物を目的とするその建物の新築に掛る不動産工事の先取特権保存の登記の申請に 4 2022/12/28 02:22
- 一戸建て 所有している家を解体して新築するか、新しく土地を探して新築するか。どちらのほうが安くつきますか? 11 2022/07/18 16:05
- 家賃・住宅ローン 住宅ローン控除の申請について教えてください 3 2023/02/25 09:07
- 不動産業・賃貸業 建物、土地一括売却時の按分 2 2023/06/01 09:44
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
-
「環境が人を育てる」って本当?環境によって人格や生き方は本当に変わるのか
環境が人生に与える影響は実際どれほどのものなのか、専門家の田宮由美さんに伺った。
-
仮設工事
財務・会計・経理
-
勘定科目を教えて!
財務・会計・経理
-
事業承継
財務・会計・経理
-
-
4
給排水設備の取替工事の勘定科目
財務・会計・経理
-
5
消費税の区分について
消費税
-
6
車の整備費(6ヶ月点検、車検など)を先にパック料金で払いました。
財務・会計・経理
-
7
仕訳について
財務・会計・経理
-
8
未収還付法人税等勘定を使っている場合の別表記入方法
財務・会計・経理
-
9
土地家屋調査士からの請求書の仕訳がわかりません。
財務・会計・経理
-
10
勘定科目を教えてください。
財務・会計・経理
-
11
ブラインドの耐用年数について
財務・会計・経理
-
12
融資の仕訳について
財務・会計・経理
-
13
個別対応方式の「課のみ」「非のみ」「共通」の見分け
財務・会計・経理
-
14
3月から4月の会計処理(年度をまたぐ支払い)
財務・会計・経理
-
15
確定申告の必要あるでしょうか。
確定申告
-
16
圧縮記帳の仕訳を教えてください。
財務・会計・経理
-
17
LAN設備の会計処理
財務・会計・経理
-
18
設備工事は、何費になりますか?
財務・会計・経理
-
19
電柱敷地使用料
財務・会計・経理
-
20
ショウルームの展示物について
財務・会計・経理
関連するカテゴリからQ&Aを探す
医師・看護師・助産師
薬剤師・登録販売者・MR
医療事務・調剤薬局事務
歯科衛生士・歯科助手
臨床検査技師・臨床工学技士
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
臨床心理士・心理カウンセラー・ソーシャルワーカー
介護福祉士・ケアマネージャー・社会福祉士
弁護士・行政書士・司法書士・社会保険労務士
フィナンシャルプランナー(FP)
中小企業診断士
公認会計士・税理士
簿記検定・漢字検定・秘書検定
情報処理技術者・Microsoft認定資格
TOEFL・TOEIC・英語検定
建築士
インテリアコーディネーター
宅地建物取引主任者(宅建)
不動産鑑定士・土地家屋調査士
マンション管理士
電気工事士
美容師・理容師
調理師・管理栄養士・パティシエ
シェフ
保育士・幼稚園教諭
教師・教員
国家公務員・地方公務員
警察官・消防士
その他(職業・資格)
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
第143回の簿記2級に落ちました...
-
簿記の火災未決算について
-
お米の胚芽残存率って何%くらい...
-
簿記2級問題、この減価償却費...
-
原価償却費と減価償却累計額に...
-
簿記二級 減価償却累計額の計算...
-
QCサークルで備品類の整理整頓...
-
日商簿記2級 減価償却費およ...
-
簿記の精算表の問題の修正記入
-
駐輪場の耐用年数
-
簿記2級の減価償却について 取...
-
「リース資産」「リース負債」...
-
簿記3級。減価償却累計額(資...
-
総合償却における除却損益について
-
なぜ残存価額10%で減価償却...
-
うるう年の利息求める問題で 36...
-
利息の発生日について
-
郵便局の青色払込用紙について
-
備品等有形固定資産の棚卸資産...
-
年5分の割合とは一体いくらで...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
簿記を独学で勉強してるんです...
-
簿記3級、減価償却費を出す際の...
-
建物の解体・取り壊し費用の科...
-
駐輪場の耐用年数
-
月割計算について
-
ドトールでバイトしている人、...
-
簿記3級。減価償却累計額(資...
-
QCサークルで備品類の整理整頓...
-
簿記問題について
-
簿記検定の勘定科目について
-
リース資産、リース債務計上額...
-
テナントを借りてダンススタジ...
-
簿記二級の問題がわかりません...
-
「リース資産」「リース負債」...
-
全商簿記 3級問題 精算表 備品...
-
総合償却における除却損益について
-
資本的支出後の減価償却(2級)
-
簿記2級 商業簿記 減価償却...
-
本支店会計の備品の移送(2級)
-
減価償却費は営業費にもなりえ...
おすすめ情報