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「~しか~ない」と「〜だけ(ある)」について
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13938274.html

の続きです。

先の質問は、

===========引用開始
 簡単にいえば、フツーの名詞につくときと、数量につくときとでは意味合いが違う。
 ↑の『大辞泉』の記述はフツーの名詞につく場合の話。
「私しか知らない」の場合は「私」〈以外をすべて否定〉する。
「100円しかない」の場合は、「わずか」の〈意がこめられる〉。それだけのこと。
 ちなみに、「100円しかない」は「100円だけある」とほぼ同義であることは「自力まとめサイト」に書いたとおり。 
===========引用終了

と意味不明な纏めに終わっていますが、「しか~ない」の「ない」が何を否定しているのかが全く理解されていません。他の質問コーナーでも下記のようなピント外れの回答が繰り返されているのが現状です。

「しか」と言う意味は「以外」と言う意味でしょうか?
魚しか食べない=魚以外べない=魚だけ食べる//

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questio …

箸しかない。

この「しか」は、他と言う意味で、
「ない」で無いのだから、
箸以外のスプーンとかは無い
と言う意味でしょうか?//

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questio …

単なる現象の解釈ではなく、話者の認識を捉えられない限り正しい理解、説明はできません。
「だけ」は限定を表す副助詞で肯定文なので、「ない」という否定の対象は何ら明らかにされていません。

 * 魚しか食べない。

では、(魚であれ、肉であれ適宜食べるのが普通であるが)何故か魚しか食べない

という常識、先入観を「ない」と否定しているのであり、

 箸しかない。

の場合、

(普通は箸やスプーン、ホークなどが置かれているはずだが)、何故か箸しかない

と、常識、思い込みを「ない」と否定しているのは明らかです。

既に半世紀以上前に正しい解明、説明が、三浦つとむ『日本語はどういう言語か』(講談社:1956年刊)でなされていますが、未だに日本語学、辞書類がこれを理解できずに誤った説明、解説に終始しているのが現状です。

ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)が実用化された現在、日本語論がこの体たらくでは、こうした工学的な応用の解明に全く寄与することができず、世界に遅れをとる他ないのは論理的必然です。

もっとも、言語哲学も「述語を関数として捉える」(*1)などと機能主義的な発想の段階に停滞し科学とは無縁な状況です。
*1:矢野茂樹『言語哲学がはじまる』岩波新書(新赤版)1991;2023年10月刊

諸兄はこの現状をどのように理解されていますでしょうか?

A 回答 (1件)

「しか」自体は否定を前提とした限定の副助詞ですから「以外」という名詞とは基本的に文法が異なります。

「しか」は否定が自動的に想定されますが「以外」は否定も肯定も想定する必要があります。つまり以外を否定で使った場合近しい使いかたができるというだけです。

あまりいい例ではありませんが、「誰ときたの?」という問いに「ぼくしか」と返されれば「一人で来た」と判断できますが、「ぼく以外」と返すことはできません。(ぼく以外の誰か来たという意味なら「誰」という問の回答になりません)
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この回答へのお礼

早速のコメントをありがとうございます。

>>「しか」自体は否定を前提とした限定の副助詞

なので、「ない」との呼応により係助詞に分類されます。古語には「ぞ/なむ/や/か/こそ」などの係助詞がありますが、口語の場合は「しか」が代表的な係助詞です。

この「しか」と「ない」の意義の関係を明確にする必要があります。■

お礼日時:2025/03/12 11:21

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