アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

日本女子の五輪サッカーが、米チームに敗北しましたが、その英文記事を読んでいて、気になる個所がありました(読売新聞のサイトです)。

引用:
Japan now must not only beat Norway, which has advanced to the second round, but the U.S. cannot win on Tuesday if the Japanese are to qualify.

「こうなったら、日本は、残された予選の試合でノルウェー(すでに決勝ラウンド進出決定)に勝たねばならないだけではなく、同リーグのアメリカが(対ニュージーランド戦で)勝利を逃してくれなければ、進出できなくなった。」という話です。
意味は分かります。
ただ、有名な"not only ~ but also~"の構文だと思うんですが、このような but の位置だと「アメリカも~してくれなければいけない」というニュアンスが出ないような気がするのですが……
前半部分のmustが、後半の文章に影響を与えていかなければならないはずなのに、but 以下が、その影響下を逃れるような気がするのです。

どうぞご自由にご意見下さい。

A 回答 (5件)

squashingさんの疑問について



「ただ、しつこいようですが、前半の"only beat"と来た流れが"also prevent"というような句(動詞、つまりJapanの2つめの動作)を予想させることには、変わりが無いですよね?
まあ、私の思い込みで、構わないですが。」

「Japanの2つめの動作」はまったく関係ありません。
以下のように理解してください。
前半:"not only"の部分:「日本がノルウェーに勝つこと」
後半:"but (also)"の部分「アメリカが勝てないこと」
このふたつの客観的な事実が共に起こった場合を説明しています。
「英語はロジック」という規則をご記憶ください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご意見の投稿をありがとうございます。

ただ、おっしゃられる「英語はロジック」という至上命令(?)を、やや過剰に認識したうえで、疑問を提起してみた次第なので、“「Japanの2つめの動作」はまったく関係ありません”と断言されてしまうと、私としては当惑してしまいます……

例えば、Google検索でひっかかった文に、こういうものが――

i)a long line of cases shows that it is not merely of some importance but is of fundamental importance that justice should not only be done, but should manifestly and undoubtedly be seen to be done.

ii)“To accomplish great things, we must not only act, but also dream; not only plan, but also believe.”

ここでは、not only/merely ~ but [also]~ 構文が重複的に用いられてますが、いずれにしても、主語は交代せず(維持されたまま)、述部が「積み重ねられ」るように出現します。
私は、"not only"の配置(助動詞の"後")がキーだと思うのです。だから「Japanの2つめの動作」が無関係だという気はしないのですが……

お礼日時:2008/08/12 08:44

○ 「not only ... but (also) ---」の使われ方に疑問をお持ちになっていることは理解できます。

ただ、もし後半の「cannot 」が「must not」であったなら疑問を持たれることはなかったのではないでしょうか。

 Japan now must not only beat Norway, which has advanced to the second round, but the U.S. 【must not】 win on Tuesday if the Japanese are to qualify.

○ すなわち、ここで問題とされるべきことは「not only ... but ( also) ---」の使い方ではなくて「cannot」の使われ方ではないかと思います。

○ 結論から言えば、「cannot」には「must not」と同じような意味合いがあるということです。(実際には微妙な意味の差があるので「cannot」の方が良いのですが、その理由は後述します。)ある英々辞典には次のような説明があります。

説明:[in questions and negatives] used to say that someone should not or must not do something:
例文:You can't expect the world to change overnight.

○ 日本の辞書の中にも「禁止」という項目で説明がなされているものがあります。

○ では、なぜ「must not」ではなくて、わざわざ「cannot」を持ちいているのかという別の疑問が浮かんできます。

○ 厳密に言うと両者には微妙な違いが(当然ですが)あります。「must not」には「話し相手(または主語)に対する強い命令、または勧告のような意味合い」が含まれています。お尋ねの英文で「must not」を用いると、この話し手が「アメリカ」に対して義務を負わせているような感じがでます。

○ 一方、「cannot」には「状況的な可能性を否定」する意味合いが含まれています。お尋ねの英文では、「アメリカが勝つようなこと(または可能性)があっては困る」という程度の否定を表していると考えられます。この話し手がアメリカに「敗戦」を強制(または命令)することはできない訳ですから、このような場合には「must not」よりも、可能性を否定する「cannot」の方が適切であると考えられます。

 訳(参考):「日本が決勝ラウンドに進出する資格を得るためには、日本が~に勝たねばならないだけでなくアメリカが・・・に勝つような事態(可能性)があってはいけないのです。」

○ ご参考になれば・・・。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

とても分かりやすい解説を、ありがとうございます。

なるほど、cannotの中に、すでにmust not=「禁止」的な意味合いがある、とすれば、問題はほぼ消えますね。
と言うよりも、末尾のif節が、よほど利いているのだな、という気がします。

ただ、しつこいようですが、前半の"only beat"と来た流れが"also prevent"というような句(動詞、つまりJapanの2つめの動作)を予想させることには、変わりが無いですよね?
まあ、私の思い込みで、構わないですが。

つくづく、中学で習うボキャブラリー(must, can, only, but,etc.)の想像を絶するような難しさを痛感し、良い勉強になりました。

お礼日時:2008/08/11 12:21

こんにちは。

5/17のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。

ご質問:
<前半部分のmustが、後半の文章に影響を与えていかなければならないはずなのに、but 以下が、その影響下を逃れるような気がするのです。>

おっしゃる通りです。

1.確かにこの英文のnot onlyの位置だと、動詞句は助動詞mustにかかっている、ように見えます。

2.しかし、そうであれば後半のcannotの用法の説明がつかなくなってしまいます。この2つの助動詞の意味はまったく異なります。

3.実はここでは、
Japan must beat Norway「日本はノルウェーに勝たなくてはならない」
the U.S. cannot win「アメリカは勝つことができない」
という2つの要素が「等位に並列して」用いられていることが、前後文脈からわかります。

4.つまり、この2つの条件は
if the Japanese are to qualify「日本が(次へ)進出する」
には必要な2つの同時(並立)条件なのです。

5.そう考えるとここで使われているnot only~but (also)とう副詞句は、この2つの条件を表す「節」にかかっていることがわかります。

6.つまりこのイディオムの正しい位置は以下のようになります。
It is (needed) not only that Japan must beat Norway,~, but (also) that the U.S. cannot win on Tuesday if the Japanese are to qualify.
(直訳)「日本が選出されるには、日本がノルウェーに勝つこと、だけでなく、アメリカが勝てない、ということが(必要とされる)」

この(needed)は便宜上に入れたものですが、他にrequired「必要とされる」、necessary「必要な」、indispensable「不可欠な」などの形容詞を補うこともできます。

7.この文では、not only~but (also)はそれぞれ2つのthat節にかかっていることがわかります。

この語法で形式主語構文のIt~thatが省略され、従属節内に副詞句を組み込んだ形が、ご質問文になるのです。

副詞句の位置的には、not onlyはmustという助動詞にかかるように見えますが、実際は、前文全体にかかっており、それは後文全体にかかるbut (also)と並列関係になっているのです。

8.以上を踏まえて主要部の訳出の流れは

(直訳)「日本が選出されるとするならば、日本は、ノルウェーに勝たねばならない、だけではなく、アメリカが木曜日に勝利できない、ことが、必要である」

(意訳)「日本が選出されるためには、日本は、ノルウェーに勝たねばならないだけではなく、アメリカが木曜日に勝利を逃してくれなければならない」

となり、これが抄訳のようになっているのです。

以上ご参考までに。

この回答への補足

ふと気づきました、「お礼」中の私の文章がちょっと変です。

・誤「butの前に thatを補って」→正「butの後に thatを補って」

もう一点:
“we need [that] Japan ~”というのも、書いた後で反省してみて、なんとなく妙な感じがします。
だから、この代案は撤回しておきます。(英作は苦手でして)

補足日時:2008/08/11 11:23
    • good
    • 0
この回答へのお礼

精細なご見解に感謝いたします。

>1.確かにこの英文のnot onlyの位置だと、動詞句は助動詞mustにかかっている、ように見えます。
>2.しかし、そうであれば後半のcannotの用法の説明がつかなくなってしまいます。

まさしく、その通りなんです。
原文は、not only 以降に次々と動詞が出現することを予想させます。
そのフラストレーションがあったんです。

私も、当初一旦は、ご指摘のように、butの前に thatを補って考えようかと思案を重ねました。が、やはり解決できず……
仮に but~だけで副文(従属節)を形成しているとして、主文は無いのか、いや、前文が主文だとして、それとどういう関係に立ちうるか、さんざん頭を捻りましたが、これまた挫折し、やむなく疑問を投稿した次第です。

そうですねぇ。
It's necessary thatが省略された、との御説。
分かりました。

個人的には、Parismadamさんの案をヒントに、Japan now must not only beat ~という原文は、Now we need Japan not only beat~と書くべきだったように感じます(ただし、これではweの扱いが社内的に問題になるかな)。
まあ、これで済むなら、mustを一切使うべきではなかったわけですよね。
(no.2氏による代替案では、must を2回使う修辞的ぎこちなさが生じますから。)
いずれにしても難しくて、困り物です。

お礼日時:2008/08/11 08:57

私もこの構造は奇妙だと思い、身近にいるnative speaker2人にたずねました。


2人とも書き手の未熟を指摘して、分かりにくいと断じました。その結果、以下
のように助動詞mustを一致させ、2つのclauseが対比するような文に
書き換えてくれました。参考にしてください。

Not only must Japan now beat Norway, which has advanced
to the second round, but also the U.S. must not win on Tuesday if the
Japanese are to qualify.

この回答への補足

「お礼」中に、私の事実誤認がありました。

“must not”に「しなくてもいい」という意味は無いですね。
ちょっと混乱していました。最後の一文「この"must not"を記者が~」は、撤回します。

補足日時:2008/08/11 11:30
    • good
    • 0
この回答へのお礼

貴重なご意見をありがとうございます。
「奇妙」という点で共感を得られたので、少しホッとしました。
論理的に考え過ぎかなぁ、と我ながら疑心暗鬼でしたから。

もとの文章が「分かりにくい」という感じ、2つの文章が論理的に平行していない感じは、やっぱり消えません。

私がサッカーに関心をもっているために、文意を把握できてしまうのが、逆に、「落とし穴」かも……
もし、全然サッカーおよびリーグ戦の仕組みに興味のない人が読んだら、この文章をすんなり理解できる可能性は少ないとも言えますよね。

提供してくださった文例では"must not"が「してはいけない」という意味で使われています。
この"must not"を記者が避けたという、うがった見方もできそうです、つまり、新聞にふさわしくない曖昧な(あるいは古風な)表現として、とりわけmust not=「しなくてもいい」という読解を封じるために "cannot"へ逃げたというような……

お礼日時:2008/08/11 08:26

こんにちは。



>>>
このような but の位置だと「アメリカも~してくれなければいけない」というニュアンスが出ないような気がするのですが……
前半部分のmustが、後半の文章に影響を与えていかなければならないはずなのに、but 以下が、その影響下を逃れるような気がするのです。

そうですか?
つまり、not only と but の間が長すぎるということですか?

ノルウェーチームを修飾する
which has advanced to the second round
という部分を取り除いたことを考えれば、
Japan now must not only beat Norway but the US cannot win.
という最短距離で適正な位置にありますよ。

この回答への補足

ご意見ありがとうございます。
そうですねえ……
私の疑問は、must の後に not only があるという点なので。
つまり、なぜこの位置関係なのかなぁ、と感じたんです。

自然な想定としては、「主語 must not only 動詞A + but also 動詞B」なんですよね。私の堅い頭では。
だから、そこへ、まったく新しい主語が入ってくると、「あれ?」と。

別に構わないんでしょうか?……それなら良いのですが。

補足日時:2008/08/10 18:49
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!