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東大受験者に比べて京大受験者は早慶の併願成功率が低いですよね?

原因はやはり京大と早慶の問題の傾向の違いでしょうか?
早慶対策にさほど力を入れていないからでしょうか?

A 回答 (4件)

元塾講師です。



 私は以下にあげる三つの理由があると考えています。

 1、東大志望者と京大志望者における早慶に対する考え方
 東大志望者は東大に落ち、早慶に合格したら早慶に進学する確率が高いです。もちろん早慶を蹴って浪人する人もいますがそこまで多くありません。一方京大志望者の場合、併願先として早慶のみならず同志社などの関西の大学に出すこともありますが、首都圏以外の受験生は「国立至上主義」が強く、京大がだめなら阪大などに受験校を変更することが多いです。つまり、東大受験者の多くは早慶を受験することが考えられますが、京大受験者はそこまで対策しないことになります。また関西圏の人からすれば、京大に不合格で早慶に行くくらいなら阪大というのは、国立至上主義以外に「わざわざ京大よりランクの低い私大に一人暮らしをさせる意義がない」というのもあります。

 2、関東・関西の試験の特性の違い
 関東と関西では現代文のスタイルがかなり違います。関西出身者の人には関西圏の大学の入試問題は簡単ですが、関東の人にやらせるとかなりてこずります。関東の入試問題は文法事項を使いながら解くことが多く(特に早稲田と上智)、関西の大学の入試問題は文章の中身で解くことが多いです。関西の私大では文章中に傍線部がなく、問題部分に本文の内容を聞くような問題がありますし、傍線部を意識して読む関東式の問題に慣れている人にはものすごくやりにくいようです。ただし、近年京大の国語もかなり東大に近づき、関東化していますが、関西圏の受験生がそこまで関東化しているとは思えず、結果東大や早慶・上智の問題は解きにくいと考えられます。逆に、関東圏の人からすれば京大はかなり解きやすくなっています。

 3、地元志向
 近年、国公立志望者の多くは地元志向が進んでいます。東大も他よりは地方の志望者が多いですが、それでも以前より低下しており入学者の7割近くが関東出身者で多様性の危機を感じています。理由は、「東大より医学部」という、東大・官僚へのあこがれが弱くなり職業的に安定し高収入の医師志望の人が増え、優秀な人材が医学部に流れています。その証拠に近年の医学部の偏差値上昇はすさまじいものがあります。また、家庭の所得が減少していることにより、学生を一人暮らしさせられる余裕がないために地元志向になっています。そうなると京大志望者が早慶の対策をすることも少なくなります。

 また、東大・早慶いずれも「自分たちがこの国を引っ張ている」という長男意識が強いです。各々スタンス(立ち位置、東大は国家、慶應は企業の活動で国に貢献)ややり方は違いますが、京大にそうしたっことを感じることはほぼありません、iPS細胞の研究が例外的に感じるくらいです。京大の次男坊意識と東大早慶の長男意識がなじまないのはある意味当然と言えます。
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東大受験生ほどに早慶に興味がない(身近でない、したがって眼中にない)からでしょう。

「力の差」はもちろんあるでしょうが、最大の要因ではないと思います。

また、試験問題には地域性があるといいます。関東の上位校は私学でも東大入試を意識せざるを得ないし、関西では京大(と阪大)がベンチマークとなるのでしょう。多くの人にとってアウェイ戦は苦手なものです。
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東大受験者と京大受験者の能力差が原因です。

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早慶は水と油ほど違うのです。

東大の滑り止めに早慶のいずれを選ぶか、家々ではっきり分かれ、東大に近い問題を好む家からは慶応へ、東大に反発する家は早稲田を選びます。
だから話しが合わない。
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