プロが教えるわが家の防犯対策術!

均輸と平準の違いをわかりやすく教えてください!
( ; ; )

A 回答 (1件)

均輸と平準は、どちらも中国の漢代に行われた経済政策です。

どちらも物価の安定を目的としていますが、その方法が異なります。

**均輸**は、地方で余っている商品を中央に買い集め、不足している地方に売り出すことで、物価の均衡を図る政策です。

例えば、ある地方で米が余っている場合、中央の官吏がその米を買い集め、他の地方で米が不足しているところに売り出します。これにより、米の価格が全国的に均衡し、物価が安定すると考えられます。

**平準**は、物価が低下したときには国家が商品を買い付けることで物価を引き上げ、逆に物価が上昇したときには国家が買い付けていた商品を売って物価を引き下げる政策です。

例えば、物価が低下して米が安くなってしまった場合、中央の官吏がその米を買い集めます。これにより、米の需要が増え、価格が上昇します。逆に、物価が上昇して米が高くなってしまった場合、中央の官吏が買い付けていた米を売り出します。これにより、米の供給が増え、価格が下落します。

このように、均輸は物価の均衡を図るための物資の移動を重視した政策であるのに対し、平準は物価の安定を図るための物価の操作を重視した政策であると言えます。

具体的には、均輸は主に米などの農産物に適用され、平準は主に布などの工業製品に適用されました。また、均輸は地方の官吏が担当するのに対し、平準は中央の官吏が担当しました。

均輸と平準は、どちらも物価の安定を目的とした経済政策として一定の効果を発揮しましたが、一方で、国家による経済への介入が強くなるという弊害もありました。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

めちゃくちゃ分かりやすいです!
ありがとうございました!

お礼日時:2024/01/23 17:19

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A