大家が破綻して夜逃げしました

昨年八月に事務所を賃貸契約しました。ところが、先日1月27日、ポストに大家（ビル持ち主）からの手紙が入っており、「当社は１月10日付けで破綻いたしました。つきましては、あなたからお預かりしている敷金を、○○不動産の口座に送金しておきました」との内容でした。
不動産会社に問い合わせたところ、現時点では大家とは全く連絡が取れないので状況不明とのことで、家賃は大家には振り込まず、裁判所への供託、もしくは保管しておいてくれとのことでした。
今後、抵当をめぐって債権者などの事が気になり、私は急遽移転を決めたのですが、ところが、その不動産会社は、大家から振り込まれたお金は返金できないと言っています。大家が破綻と言う事なので、賃貸契約を解除はできるとの事。

付け加える状況ですが、部屋の電気のメーターが大家の部屋にあり、請求は大家にされていました。つまり、大家がいなくなったら、支払いすら出来ません。このままだと電気を止められる可能性があります。

(1)返さないと言い張る不動産会社に対して、どう返金の交渉をすればよいか。また可能か、また、その方法は。
(2)一月までの家賃は既に支払っているが、その後の日割りなどの家賃はどうすればよいか。
(3)契約解除は可能なのか。
(4)今日にでも債権者が来た場合、敷金など債権に値するのか。
など、心配は重なるばかりです。
どうか良いアドバイスをお願いいたします。

No.4 回答者： buchi-dog 回答日時： 2008/02/04 19:08

(1) 大家が

「敷金は不動産屋の口座に送金した。不動産屋から受け取ってくれ」
と書面に記している以上、不動産屋はそのお金を請求あり次第質問者様に支払わねばならない「筈」です。
「筈」と書いたのは、1月10日付で「破綻」した大家が、1月27日に敷金を質問者様に返金できるものか？という疑問があるからです。
仮に大家が言っていることがウソであれば、不動産屋はお金を預かっていないのですから返金しないで良いことになります。
まず、不動産屋に
「なぜ私に大家から預かっている(筈の)敷金を返金しないのか」
確認しましょう。もし電話で聞くのなら、その電話を録音して下さい。事務所に行って聞くのなら、ボイスレコーダーなどで録音して下さい。
不動産屋の返答が不当であれば、不動産屋を相手に法的手段を取って敷金を回収することになりますが、今の段階では「1月10日に「破綻」した大家が不動産屋に敷金を渡したといっている書面」だけが証拠ですから弱いですね。
口頭で良いですので、不動産屋に「大家から敷金の振込みを受けたのは事実です」と認めさせ、それを録音すれば、質問者様が俄然有利になります。「預かったお金を質問者様に返さない」不動産屋が悪いことが明白になりますから。
不動産屋が「大家さんの手紙にはこう書いてあるが、実際は振込みを受けていない」と言い張るとなるとこれは厄介で、弁護士の領域となります。

(2) 「付け加える状況ですが、部屋の電気のメーターが大家の部屋にあり、請求は大家にされていました。つまり、大家がいなくなったら、支払いすら出来ません。このままだと電気を止められる可能性があります」ということですから、現在借りている事務所を事務所として使い続けることは出来ませんよね。質問者様としては、さっさと引越し先を見つけて引っ越すべきです。２月以降の「破綻した大家への家賃」は払う必要はないと思われます。

(3) 既に大家が事務所を賃貸できない状況に陥っているわけですから、当然可能です。

(4) 債権者は「大家への債権者」であり、「質問者様への債権者」ではないので、債権者と質問者様の間に直接の関係はありません。敷金は「質問者様が大家に対して有する債権」ですので、「大家への債権者」と立場は同じといえます。何も心配する必要はありません。

お話を伺うと「大家が不動産屋に預けたという敷金を回収できればＯＫ」のようですね。不動産屋と慎重に交渉して下さい。繰り返しますが
「不動産屋の口から、大家から敷金を預かっていることを認めさせ、それを録音する」
ことに成功すれば、質問者様の勝ちと言えます。

この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。大変参考になり、また勇気が出ました。不動産屋は「お金がふりこまれた」と言っています。今日にでも会話を録音します。大変ありがとうございました。

お礼日時：2008/02/05 10:49

No.3 回答者： doll2007 回答日時： 2008/02/04 18:54

うーん。

ANo.2の回答者さんが言っているように、
不動産会社の口座に、ちゃんと振り込んであるというだけマシですよ。
抵当をめぐって債権者が押しかけてくるというような状態とは思えません。
（押しかけてきたところで、なにもできないでしょうけれど。）
敷金は何ヶ月分なんでしょうか？

敷金（しききん）は、“賃料”その他賃貸借契約上の債務を担保する目的で賃借人が賃貸人に交付する停止条件付返還債務を伴う金銭です。
不動産会社が返してくれないなら、堂々と担保にすればいいじゃないですか。
たとえば、敷金が３ヶ月分なら、３ヶ月いすわって、敷金を賃料にあててくださいといって、それから契約解除して引っ越したらどうですか？

電気メーターは、電力会社に、事情を話して「支払うから、請求はこっちにまわしてください。」ですむと思いますよ。

この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ございませんでした。不動産屋は出る事を進めてはいますが、大家から振り込まれた敷金は、どうやらそこの質の良くないオーナーが着服している懸念があります。いずれにせよ、アドバイス頂きましたように、振り込んでいるだけマシという気持ちで取り組んでみます。本当にありがとうございました。

お礼日時：2008/02/05 11:02

No.2 回答者： pandorafan 回答日時： 2008/02/04 17:56

（1）ですが大家と不動産屋との間に金の貸し借りがあって、その清算に充当された（しようとしている）可能性があります。

本来、敷金の清算は破綻しようとも大家に要求すべき事なのですが、その手紙により不動産屋に請求する事ができると考えます。しかし不動産屋が争ってくる場合は、最終的には裁判になると思います。

通常、大家が破綻したら敷金を大家が持ち逃げしたり使ってしまっていたりで返金されない場合が大半です。それから思えば今回は言っていける先に、不動産屋があるだけでもましなケースと言えそうです。

（4）＞敷金など債権に値するのか。
しません。質問者さんの敷金は大家に預けた金であって、債権者から借りた金ではありません。

この回答へのお礼

お礼が遅くなり、申し訳ございませんでした。（１）についてですが、不動産屋も大家を探しまわっていると言っていました。金銭関係の何かがあると思われます。本日、不動産屋と再度交渉する際に、確認してみようと思います。大変ありがとうございました。

お礼日時：2008/02/05 11:10

No.1 回答者： noname#51209 回答日時： 2008/02/04 17:41

手紙に敷金を返すと書いて有り、それを持っているのですから、不動産屋に不当利得か何かで請求できると思います。

少額訴訟か支払督促でいいんじゃないですか。供託した方が良いのでは。契約書の約款によりますが、大家が破綻して、、、の手紙を持っているんですから、大屋宛内容証明郵便を出しとけば良いのでは。(契約解除の旨）敷金は返還請求権を行使すると言えばいいんじゃないですか。債権者との関係は直接無いですから、（第三債務者ですが言わなくても良い）、こちらも迷惑を蒙っている被害者だ冗談じゃないですよ、と言ってやれば。だから、一刻も早く敷金を取り戻した方が良いですよ。

この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。大家宛内容証明など、また返還請求権につきましても、専門家を通して行ってみます。大変ありがとうございました。

お礼日時：2008/02/05 11:22