いけず言葉しりとり

DC24V回路の低圧絶縁抵抗測定について教えて下さい。
先日、設備の定期点検の際、とある業者さんから「直流回路については、メガ測定すると、印可した電圧により、測定した回路の機器が壊れる恐れがあるから測定できない」と指摘をされました。
(その回路は、DC24V機器が使用され交流100Vを直流24Vに変換して操作回路として使用していますオムロンのパワーサプライ・MYリレーなどが使用されています) 自分としては、オムロンの商品性能欄にDC500Vで測定したと記載もありますし、DC24V機器なので使用電圧に近い測定電圧DC25Vなら測定電圧としても問題無いと考えいたので、指摘してくれた業者さんに、「DC25Vの測定電圧を搭載した絶縁抵抗計(共立製)でもダメですか?」と聞いた所、「直流回路については機器破損の可能性があるんで基本的には測定しないです」と回答が返って来ました。そこで、電気に詳しい方に確認をしたいのですが
質問1:DC24Vの機器を使用した回路を測定電圧DC25V測定する事で(回路一括で測定します)、
DC24V機器は破損しますか?
質問2:DC25Vで破損するのであれば測定電圧を何vにすればいいのでしょうか?
質問3:やはり業者さんが話ししていた通り、直流回路は基本的に絶縁抵抗測定をしないものなのでしょうか?

電気に詳しい方ご教示頂けないでしょうか?
宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

たとえば、お使いになられているオムロンのパワーサプライ単品だと、1次−2次間の絶縁抵抗は、メガーで試験されていますし、試験しても全く問題ありません。


絶縁型のI/Oユニットやリレーも、単体で測定するのであれば同様です。
実際にメーカーはメガーで試験して出荷しています。

ただ、システム全体を測定するのであれば注意が必要です。
接地からの回り込みが無いように、接地を外して試験するのが基本となります。
小規模のシステムだったらどこが接地されているか全て把握できるのですが、大規模なシステムだと、全部接地を外したつもりが、末端のセンサーのボディーシールドが接地されていて、センサーを壊してしまったなんて事が起きます。

おそらく、その業者さんも、そういう部分を完全に把握出来るわけではないから出来ないと言われたんだと思います。
回路図、配線図を見るだけでは、こういう部分は分からない場合もあるので、電気の知識があることにプラスして、その現場の、その現物を完全に把握している必要があるので、外部業者さんだとすると、そこまでの責任は持てないということかと。

DC24V回路に、DC25V測定器を使っても測定出来ないのかというご質問ですが、電圧の問題と言うより、前述のような回り込み回路の形成を完全に排除出来るかどうかの問題かと思います。

実使用中のDC24V回路に実際に24Vの電圧が加わる箇所と、絶縁抵抗計でDC25Vモードで実際に25Vが加わる箇所では、印加される場所が異なります。
このため、回り込み回路が形成されてしまうと、本来の回路では電流が流れない箇所に電流が流れて、DC25Vでも簡単に壊れる可能性はあります。

全ては、測定者がそのシステムをどれだけ把握していて、回り込みが形成される箇所は無いと判断出来るかどうかで、測定可能かどうか言えると思います。

逆に言うと、それが明確に判断出来れば、DC500V印加でも問題ありません。

「電気に詳しい人に確認したい」とされているということは、質問者様は御自分自身は電気に詳しい人ではないと考えられていると思いますので、ちょっとこれを判断するのは困難なのかなと思います。

もちろん、我々回答者も、質問者様の現場を把握できるわけではないので、測定可能かの判断は出来かねます。
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この回答へのお礼

明確な回答ありがとうございました。
今後の業務の参考にさせいて頂きたい思います。
貴重なお話しありがとうございました。

お礼日時:2023/11/28 21:04

こういう分野で仕事(品質保証など)をしています(専門は電気・電子工学です)。



業界の常識では、DC24Vで使われる機器の絶縁抵抗は測定してはいけないことになっています。
なので、そういう設備の定期点検でもそういう絶縁抵抗の測定はしないものなんです。しなくても責任は問われません。やるのなら、DC24V機器につながる配線をすべて外して、DC24V機器のほうに絶縁抵抗測定電圧がかからないようにしないといけません。

理屈を言えば、測定電圧がDC25Vなら、おそらくは破損しないと思われます。ですが、業界の常識で測定しないことになっているのに、わざわざリスクを冒して測定することはありません。
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絶縁測定は何に対して行うのかが重要で機器に対してはメーカーの


基準に合わせないとなりません、検査では機器を外して外線に対して
行うのが無難でしょう、面倒なのでやらない傾向にあります。
異常電圧(落雷)対策を取っている機器もあるのでその場合は指定
されてます。
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一般に低電圧の制御回路では電源の一端(一般に24Vのマイナス側)が接地されています。

地面にはつながっていなくとも多くの場合ケース(回路の収容箱)につないであるので信号線と地面との絶縁抵抗は非常に低い値になっています。音声とか温度などのアナログ信号があるならノイズ対策のために接地されていることはまず間違いないです(このような装置の絶縁抵抗を測るとゼロΩということになります)。
少々高電圧が加わってもMY4のようなリレーだけなら破損することはないでしょう。しかし熱電対のようなアナログ回路に高圧が加わるとそれを増幅しているアンプ回路が破損する可能性は大きいですね。増幅回路は多少の高電圧なら保護する回路が付加してありますが期待しない方が良いです。何ボルトなら耐えられるか、なんてわかりません。TTLロジックなら正電圧は5.5V、負電圧は0Vが半導体メーカーの規格値です。もっともこんなデリケートな回路を装置外に引き出すなら相応の保護回路を付加するので500Vメガーをつないでもたぶん大丈夫です(測定電流は0.1mAも流れないので保護回路で吸収できる)。しかし保護回路がない場合もあるので絶縁抵抗は測らないのが原則。もしどうしても電線と地面の間の絶縁抵抗を測るのであれば接続してある制御回路を全部切り離して電線だけにした状態で行なうしかありません。
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