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赤字決算(法人)となった場合の減価償却の考え方についてお伺いします。

赤字の場合は減価償却費は計上しないものなのですか?
青色申告の場合、赤字分を7年間にわたって黒字と相殺できるそうですが、
赤字でも減価償却費を計上しておくと、黒字となったときの節税対策になると聞いたことがあります。

一般的にはどのような考えで、どのように処理されるものなのでしょうか?
一概には言えないと思いますが、こんな考えもある、こんな方法でやった等のアドバイスを
いただければと思います。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

>赤字の場合は減価償却費は計上しないものなのですか?



赤字であっても、黒字の時と同じように計上して下さい。

第1期
売上高  50円
仕入高  50円
人件費  10円
減価償却費 5円
営業損益▲15円
申告所得▲15円
申告所得がマイナスですから、法人税はゼロです。

第2期
売上高  100円
仕入高  50円
人件費  10円
減価償却費 5円
営業損益 35円
申告所得 35円

この場合、35円を申告するのではなく、繰越欠損を加味します。
35円-15円=20円 これが申告所得になります。
20円×税率(仮に40%とします)=8円

つまり、赤字だからと言って減価償却を計上しないと第1期の申告所得は
▲10円になりますから、
35円-10円=25円 25円×税率(仮に40%とします)=10円

この場合であれば2円損をします。

>一般的にはどのような考えで、どのように処理されるものなのでしょうか?

税務会計で回答すれば、赤字と黒字で異なる会計処理をする事はありませんから
当該行為が節税というより、減価償却をしない事が一般的では無い。となります。

>青色申告の場合、赤字分を7年間にわたって黒字と相殺できるそうですが、

詳細は、下記を参照願います。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5762.htm
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
わかりやすくご説明いただき、よく理解できました。
赤字だから、黒字だから、計上するかしないか決めるものではなく、
きちんと計上したうえで、その結果が赤字か黒字か、という順序なのですね。

お礼日時:2010/06/01 23:09

毎年赤字でさらに減価償却費を計上し続け、7年後に欠損金が切り捨てになっていくという申告書をみたことあります。

まったく無意味な減価償却費の計上ですよね。

一般的には7年といわず近年中に黒字転換する見込みがたつなら減価償却費を計上しておいた方がその黒字が出た年に利益と繰越欠損を相殺できて節税になります

ただ、減価償却する前は黒字で、減価償却すると赤字になる場合、普通の企業なら決算を赤字にしてまで減価償却しません

何故なら銀行の格付けが下がり、新規融資が受けにくくなる、金利が上がるなど資金調達面で非常に不利になるからです

実質赤字とわかっていても表面上黒字なら銀行も何とかやりようがありますが、赤字だともはや形式的に貸付が無理な場合が多いのです

なので、わざと減価償却を抑えて、黒字決算にするケースは多いです
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
税金対策をする上で、減価償却というのは、大きなポイントですね。
会社にとって、赤か黒かは大事な問題ですし、モチベーションも違ってきます。
税金の知識をもっと身につけなければと、身にしみて感じています。

お礼日時:2010/06/01 23:17

数年前に設備投資をしてお金を払ったのに、払った額がそのときは費用として認められず、税金を取られ、毎年少しずつ費用として計上しているのが減価償却費です。


これを計上しないということは、費用を実際より少なく計上し、税金をたくさん支払う、ということです。

青色申告の場合は赤字を繰り越すことができるので、今期赤字でも減価償却を計上して赤字の額を多くしておくと、来期の黒字を圧縮できて、支払う税金が少なくて済むのです。
減価償却費は上限が決められているだけで、計上したくないのなら計上しないで赤字を少なくすることは可能です。でも来期の黒字の圧縮も少なくなりますから、税金は減りません。
「お国のために税金をたくさん払いたい」という殊勝な心がけであるのなら、それも可です。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。
法人税、高いですからね。
なるべく払わずに済むようにいろいろ知恵を絞る必要がありますね。
勉強させていただきました。

お礼日時:2010/06/01 23:03

減価償却費は経費ですから、赤字・黒字関係なく計上すべきものです。



>赤字分を7年間にわたって黒字と相殺できるそうですが
これは税務会計上の繰越欠損のことを言っているのだと思いますが、税務上経費とみなされないものもあるので、いわゆる決算書の繰越欠損と一致しない場合があるので、注意が必要です。
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この回答へのお礼

そうですね、本来はきちんと計上すべきものなのでしょうが・・。
赤字決算にはしたくないと思いまして、みなさんはどのようにされているのか、
伺いたかったのです。
次期は、こんな悩みを持たずに済むような結果で期末を迎えたいものです。
ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2010/06/01 22:59

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